「共働きで町内活動ができないのは甘え」引っ越し先で届いた手紙にゾッ…
都市部に住んでいると、「お隣さんも知らない」なんてこともままありますよね。ただ、地域によっては町内会や、ご近所のコミュニティが強く機能していることも。
千恵美さんの彼は、元々郊外の一軒家に一人暮らしをし、都内の会社に通っていました。結婚と同時に彼女は彼が住む家に越したのですが、その際“段取り”を間違えたのが最初のしくじりだったと話します。
「平日は働いているし、土日は荷解きや買い出しでバタバタしていたら、ご近所に挨拶できていなかったんです。すると、ある日お隣さんから恐ろしい手紙が投函されていたんです」
その手紙とは「引っ越して来られたというのに挨拶もないし、一体どういう事なのでしょうか? きちんとした大人なら両隣や前の家には挨拶すべきです。町内会の一員になるのですから、節度のある対応を求めます」といった半ギレの直筆手紙でした。びっくりした彼女は慌てて謝罪と挨拶に向かいます。
挨拶にいくとお隣の山田さん(仮名)は「まあ若い人だから少しずつ馴染んでね」と穏便に済ませてくれて事なきをえました。が、安心したのもつかの間、それ以降、彼女に地味な嫌がらせが起きるようになったのです。
「まず、突然ウチの敷地に切られた庭木が投げ入れられるようになりました。見るとどうやらうちの敷地から飛びでた植木の残骸だったそうで、山田さんの家が切ってうちに投げ入れたようです。伸びてはみ出ていたのは我が家の原因ですが、だったら一言言ってくれれば切ったのに……と、モヤモヤしたのを覚えています」
どうやら、この地域のボス的存在でもあった山田さん。そんなこんなで不安な新婚生活を送っていましたが、さらに彼女を苦しめることが起き始めます。
その被害にあってしまったのが、夫の地元である郊外の住宅地に引っ越した千恵美さん(仮名・37歳)です。
郊外一軒家に引っ越した彼女、挨拶を忘れて怒りの手紙が……
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