ニンジンの簡単おしゃレシピ「キャロット・ラペ」は誰でもできる
【私、今日から料理上手です Vol.1】
したり顔で、チャチャっと作りたい。
「料理上手」って、永遠に憧れる肩書ではありませんか? 普段はほとんど料理しないけど、彼氏に手料理を期待されている、女子会で気の利いたメニューを出したい、みたいな時って、意外とやってくるもの。そんな時に、安心して頼れるレシピがあったら……、便利で嬉しいですよね!
そんな願いに応えるべく、新連載「私、今日から料理上手です」をスタート。料理上手に思われるような「憧れのメニュー」を、できるだけ手軽に失敗なく作れる簡単レシピをご紹介していきたいと思います。そして第一回は、「キャロットラペ」。デパ地下のオシャレな総菜コーナーや、ビストロの前菜などでも登場する、ニンジンが主役のサラダです。
キャロット・ラペの「ラペ」とは、「すりおろす」という意味。つまり、細く切ったニンジンのサラダということ。そこで、キャロットラペを作るために、専用のスライサーを手に入れることが重要です。
これ、一度買っておくと超便利。大根にも使えて、失敗なく千切り野菜を作ることができます。沖縄料理「にんじんしりしり」を作るためのスライサーを購入しても良いですし、100均では写真のようなピーラータイプが売られています。さあ、それでは早速作り方に入っていきましょう。基本材料はなるべくミニマムに。おいしく作るために厳選した食材をご案内します。
【材料(約4人前)】
ニンジン(小) 3本※
レーズン 大さじ2
ハーブ塩 小さじ1/2
酢 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
あんずジャム 小さじ2(はちみつでも代用可)
※中サイズであれば2本
ここでのポイント食材は、ハーブ塩とあんずジャム。
ハーブ塩はほとんどのスーパーで売っていますし、1本持っておくと、肉を焼くときなどにも便利。これ一本で香り高い塩味をつけることができます。
あんずジャムは、私が一押しの甘味料。砂糖よりもフルーティで華やかなテイストを作り出すことができるので、常備ジャムとしてオススメです。パンに塗るのはもちろんのこと、カレーの隠し味や、紅茶に加えるなど、用途も多彩。もしそろわなければ、ハチミツでも代用可能です。
【作り方】
(1)ニンジンを専用ピーラーで千切りにする
(2)ハーブ塩を加えて全体を混ぜ、5分程度置く
(3)残りの材料(あんずジャム、酢、オリーブオイル、レーズン)を加え、全体をしっかり和えれば完成
お皿に盛りつければ、すぐに食べることができます。
そしてもちろん作り置きもOK。タッパーに入れて冷蔵庫保存ができ、5日間ほど楽しむことができます。
ニンジンが豊富に持つβカロテンは、オイルと一緒に摂取すると吸収量が上がるため、キャロット・ラペは美容的にも理にかなったメニューと言えます。お肉や魚に添えたり、買ってきたお弁当の野菜補強として楽しむのもあり。たっぷり作って、日々の美容食としても堪能してくださいね!
<文、写真/スギアカツキ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
キャロット・ラペは、ミニマム食材で作るべし
カンタンなのに一味違う!キャロット・ラペの作り方
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12