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“田舎の姑 vs 都会育ちの嫁”の大ギャップ「私はパシリじゃない!離婚します」

 既婚女性にとって義両親との付き合いは大きな悩みのタネ。円満な関係を築ければいいですが、嫁姑問題に加えて、地方×都会ギャップが絡むと、さらに関係がこじれてしまうようです。
結婚式の話し合いで姑と険悪になる女性

写真はイメージです(以下同)

義実家に帰省中は、休むヒマもない

「夫は山口県の内陸部の出身なのですが、義実家の嫁に対する扱いがとにかくひどい。帰省の時期が近づくと憂鬱でたまりません」  そうボヤく時村秀美さん(仮名・36歳/印刷会社)は、生まれも育ちも埼玉県のベッドタウンで、田舎暮らしとは無縁でした。結婚するまでは優しかった姑も態度をひょう変。彼女に対して厳しく接するようになったといいます。 「帰省中はゆっくりお茶を飲んでいるヒマすらないほど働かされます。去年のお盆は料理や掃除、買い出しなどに加え、庭の草むしりと物置の片付けをさせられました。  しかも、私だけ毎日汗だくになりながら作業しているのに、夫とお義父さんは手伝うどころか昼間から飲んだくれている。年1~2回の帰省のときだけだからと自分に言い聞かせて頑張っていましたけど……」  昔は、嫁の務めとして当然だったのでしょうが、世代と地域のギャップで秀美さんには当然納得がいきません。  夫にはなんとかしてもらうように何度も伝えたそうですが、「母さんも年なんだから助けてやれよ」と取り付く島もなし。その姑は趣味で登山やテニスなどをしており、60代には見えないほど元気。しつこく言うと夫が不機嫌になってしまうため、相談できずにずっと我慢していたそうです。 「それでも義実家の手伝いだけならまだ耐えられました。けど、お義母さんに『みなさんに紹介したいから』と集落の婦人会の集まりに連れていかれ、そこでも小間使いのように働かされたんです」  集まりといっても実際にはただのおしゃべりの場。集落に住む女性は一番若い人でも60代で、秀美さんが最年少でした。義母に命じられて、お茶の準備やお菓子の買い出しも、秀美さんがやったそうです。 嫁いできた女性の地位

地域の婦人会では、姑以外からもパシリ扱い

「しかも、その場にいたみなさんから『ついでに○○も買ってきて』と言われてパシリ扱いです。お母さんも『何か頼みたいことがあったら言ってね~』とか言い出すし、まるで姑が何人にも増えたような気分でした」  そもそも現地に住んでいるわけではないため、婦人会のメンバーではありません。にもかかわらず、帰省のたびに強制的に参加させられて、毎回あれこれと雑用を複数の人から頼まれるとか。  さすがにこれはちょっと違うと思って夫に相談するも「そのくらい別にいいじゃん」と完全に他人事。妻である自分がこれほど嫌な思いをしているのに気にかける様子のない夫に対し、夫婦関係をこのまま続けてもいいかと考え始めたといいます。 「それに婦人会の中で私に唯一親切にしてくれた方から『お義兄さんが離婚したのは、あの人(義母)の嫁いびりが原因。あなたも距離を置いて付き合ったほうがいいわよ』と忠告されたんです。  離婚したのは私が婚約する前ですし、お義兄さんとも数えるほどしか会っていませんでしたが、お嫁さんは今の私のような状況だったんだと思います」 地域の婦人会

守ってくれない夫に失望。離婚も視野に

 この女性の話によると、集落に嫁いできた別の女性も集団いびりに遭い、結婚から2年も経たずに出て行ったとか。 「最初は義実家だけなのかと思ったけど、集落全体が嫁いできた女性に厳しいみたいです。私は帰省のときに顔を出す程度ですが、それでも地域カーストで最下層だと感じました」  このまま我慢しても自分が辛いだけだと思った秀美さんは、意を決して夫に自分の気持ちを伝えます。それでも煮え切らない態度だったため、「それなら私にも考えがある」とキッパリ。お盆には帰省を取りやめ、年末年始も自宅で過ごす予定です。 「でも、夫はお義母さんに都合のいいように話しているらしく、私が悪者になっているみたいです。予想していたこととはいえ、正直失望しました。幸い私たちにはまだ子供がいませんし、夫がこのままなら離婚も仕方ないかなと思います」  確かに、これでは帰省どころか別れたくなっても当然です。  どちらかが悪いというより、地方の60代と都会育ちの30代では、感覚が50年ぐらい違うのかもしれません――。 ―シリーズ「地方の闇/都会の闇」― <文/トシタカマサ イラスト/カツオ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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