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独身男性と妊活映画を観てみたら…男女でこんなに違った妊活知識

「あんなに苦労するものなの!?」という驚きと他人事

「あんな頑張るものなのかって驚いた」  鑑賞後に話を聞くと、男友達は驚きとあわせ、それでもまだまだ他人事感が強いという感想を教えてくれます。 妊娠 どういう点が他人事に感じるのか聞くと、「ヒキタさんが49歳だから大変だったのかなって気持ちが強い。自分は30代前半だから、これから結婚したとしても、あそこまでの大変さは無いのかなって…」そんな素直な感想を教えてくれます。  確かに妊娠率は男女どちらも35歳をすぎると低下するといったデータがあり、若い人ほど自覚が低いのは理解できます。  結婚して時期が来たらこういった知識を知ればいい。そう割り切ってもよいのですが、結婚年齢が高まる今は、男女共に少しでも早くリアルな情報を知っているほど、理想とする人生を計画的に歩める可能性が高まるかもしれません。 「大変なのはわかったし、協力し合うことが大事で、お金がかかるってことはわかった」そんな好意的な感想も友人は添えてくれたので、それだけでも御の字なのかもしれません。  でも贅沢をいえば、ホルモン療法で女性のカラダは凄く負担がかかって大変なことや、ホルモン以外でも、デキたりデキなかったりで、女性のメンタルが不安定になることなど…女のリアルも、もっと世間に知らせてくれよ…という気持ちも個人的には抱かなくもないですが、映画に求めるのは贅沢というものかもしれません。 「不妊治療はもちろん必要なことだけど『好きな人に対して自分が直接出したモノで妊娠していない』という事実が、なんとなく男として悔しさを感じさせなくもないね」  彼は合わせて、そんなことを話します。  女の私には理解はできても納得はできない感想ですが、そんな男女の差も面白さが残った本映画の鑑賞。カップルで気軽に行くのはもしかしたらハードルの高さがあるかもしれませんが、「いつか子どもを」と思うなら、娯楽にかこつけて少しだけ扉を開いてみると、少しだけ世界が広がっていくのかもしれません。 <文・イラスト/おおしまりえ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
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