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『クレイジージャーニー』も打ち切りに…“不祥事で番組終了”がショックだったランキング

面白かった「筋肉番付」は負傷者が出て

====== 5位 筋肉番付(TBS系列) 16% 4位 クレイジージャーニー(TBS系列) 21% ======  収録中の事故で負傷者が出て打ち切りになったのが、5位の「筋肉番付」。プロのスポーツ選手から一般参加者まで、出場者がスポーツをもとにしたさまざまな競技で体力と技術の限界に挑戦するという人気番組でした。  2002年5月5日、坂の頂上から転がり落ちる大玉を受け止めて、坂の上まで押し上げるという競技で、玉を受け止めきれず出場者の大学生が転倒して玉の下敷きになって負傷。また、大玉の上に乗って水路を渡るという競技では中国人留学生が玉から落下して、大怪我を負いました。  これらの競技の他にも、安全性に疑問があることが判明して、番組全体の在り方を抜本的に見直すということで、打ち切りになりました。
「筋肉番付 ~マッスルウォーズ2001~」コナミ

「筋肉番付 ~マッスルウォーズ2001~」コナミ

 現在、番組終了はもったいないという声が多く寄せられているのが、4位の「クレイジージャーニー」。  タレントの伊集院光も自身のラジオ番組で「クレイジージャーニー、俺はやめなくてよくない?って思うんだよね」と発言。  クレイジージャーニーと同じく打ち切りになった「消えた天才」を比較に出して、「消えた天才は『今から、実際の映像を見せます』って言って、それ加工して早くしちゃってたら、もう何もなくない?っていう感じがする」と述べ、「クレイジージャーニー」については、「期間中に取れない生物もいるから。現地で取ったやつを、放して取るっていうシーンを撮りましたっていう」と、演出の差について言及しています。

3位 発掘!あるある大事典 22.5%

有野 有三「発掘!あるある大事典」関西テレビ放送

有野 有三「発掘!あるある大事典」関西テレビ放送

 主に、健康・からだ・食に関するテーマで暮らしにまつわる生活情報を発信していた、「発掘!あるある大事典」(関西テレビ)が3位にランクイン。  1996年に放送を開始してから平均視聴率は15%前後と、安定した人気を誇っていましたが、2007年1月7日放送の納豆によるダイエット効果を特集した回で、検査データ、写真資料などについての問題が発覚し、打ち切りとなりました。  番組で取り上げた食品が各スーパーで売り切れになるほどの大ヒット番組だっただけに、もう一度見たいという視聴者の声は多く寄せられています。

2位 ほこ×たて 23.5%

 
「ほこ×たて DVDブック 最強ドリルVS最強金属 編 」扶桑社

「ほこ×たて DVDブック 最強ドリルVS最強金属 編 」扶桑社

 矛(ほこ)と盾(たて)に関する故事「矛盾」にちなんで、相反する「絶対に○○なもの」同士を戦わせて決着をつけて白黒はっきりさせるというバラエティ番組、「ほこ×たて」(フジテレビ系列)。  2013年10月20日に放送された「どんな物でも捕らえるスナイパー」と「絶対に捕らえられないラジコン」という対決企画で、収録の順番や対戦の運営方法で問題が指摘されました。  結果、番組は打ち切りになりましたが、これまで「本物のカニを見分ける職人 vs カニかま」「ユリゲラー vs 曲がらないスプーン」「ONE PIECEマニア vs 元担当編集者」など数々の名勝負を生み出してきた人気番組だけに、放送終了を悲しむ声がSNS上で飛び交いました。

1位 ウッチャンナンチャンのやるならやらねば! 41.5%

「ウッチャンナンチャンのやるやらフォーエバー Vol.1 」ポニーキャニオン

「ウッチャンナンチャンのやるやらフォーエバー Vol.1 」ポニーキャニオン

 ダントツで1位に輝いたのは「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」(フジテレビ系)。  1990年に放送開始した同番組は、「ナン魔くん」「マモー・ミモー」や「満腹 太(まんぷくふとる)」などたくさんの名物キャラクターを生み、CD発売やマンガ誌への連載などメディアミックスも大々的に展開。子どもから若者までに人気を博しました。  しかし、人気コーナー「やるやらクエストII」の収録中の1993年6月24日未明、ゲストとして参加していた香港のロックバンドBEYONDのメンバー黄家駒(ウォン・カークイ)がセットから転落し、搬送先の病院で死亡。内村光良も転落して、全治2週間の打撲傷を負い、一時放送中止していましたが、結局番組はそのまま終了となりました。  その後、ウッチャンナンチャンによる会見が行われ、内村は涙ながらに謝罪。人気絶頂だった番組での事故は当時日本中に衝撃を与えました。  長いテレビの歴史の中で、繰り返される不祥事による打ち切り。しかし、松本人志がTwitterで述べたように、番組のすべてに問題があったわけではありません。視聴者を楽しませてくれた瞬間もたくさんあるからこそ、放送終了を惜しむ声も多いのです。 ※【調査概要】 調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2019年10月22日 有効回答者数:30才から49才 女性200名 <文/満知缶子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。
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