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ちっちゃいブタが可愛すぎ。話題の「マイクロブタ」カフェに行ってみた

飼育条件を満たした人しか飼えない

 もともとイギリスで流行していたというマイクロブタ。セレブ達に流行し、そこから一般に広まっていきました。インスタグラムなどSNSで検索すると愛らしい姿を多く見ることができます。ただ、注目度が高まるにつれ、様々な問題が起きたのだそうです。 「ミニブタもマイクロブタも、あかちゃんのときは、ほぼ同じサイズ。そのため、ミニブタをマイクロブタとして販売する悪質なブリーダーが出てきました。結果、大きくなった時に飼いきれず、飼育放棄されるようになったのです」
赤ちゃんのときはミニブタもマイクロブタもサイズはかわらない。

赤ちゃんのときはミニブタもマイクロブタもサイズはかわらない。

 そこで、日本で販売するにあたり、悪質な人に渡らないように様々な対策を施しています。 「去勢や避妊に加え、全頭にマイクロチップをいれています。マイクロチップがあれば、もし災害時にはぐれても識別できます。また、ある程度大きくなるため、飼育できる環境にあるかどうかも確認します」  一人暮らしにありがちな1Kだと、飼育はNG! ブタさんが動きやすい大きさの家や土地を持っているかというのも、飼育条件です。都内のマンションでは、なかなか難しいのかも? まだまだ条件があります。

衝動買いができない仕組みに

衝動買いができない仕組みに「寂しがり屋なので、不在時間が長い人にもご遠慮いただいています。1匹でずっといさせると、ストレスで自傷行為やいたずらをすることがあるんです」  こうなってくると、買う人はかなり限られてきます。さらに、衝動買いをしない仕組みもできています。 「すぐに店頭にいる子をお渡しするのではなく1年程準備期間をいただいています。その間に環境を整えたり、市区町村への届け出を行います。すぐに手渡すわけじゃないので、衝動買いができないんです」  ちなみにペットとしての歴史が浅いため、一番のネックは「ペットの主治医探し」なのだそう。高いハードルですが、それを乗り越えて家族になったら……きっと、待ちに待った分、一緒の時間を大切に過ごせそうですね。 「みなさん、SNSにペットの様子を載せているので、それを見て『餌が少なくないか』『多すぎないか』とこちらから連絡することもあります。これはまだ、頭数がすくないからできること。将来は、アプリでアドバイスしたり、専用フードを販売して、管理しやすくなるようにしたいと考えています」  かわいいなあ、一緒に過ごしたいなあと思っても、なかなかハードルが高い人には朗報です。なんと、11月には原宿にもmipig caféがオープンします。かわいいマイクロブタちゃんたちに、たっぷり癒されてきてください! <取材・文/ミノシマタカコ>
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【店舗情報】
mipig cafémipig café
目黒店 東京都目黒区目黒4-11-3
原宿店(11月8日オープン予定) 東京都渋谷区神宮前1-15-4
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