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男と女で違う「可愛い女性」のイメージ。お見合い100回してわかったこと

「少女漫画」がお手本に

 では、その可愛いの認識の違いを埋めるためにはどうしたらいいのでしょうか?   これは私自身のケースですが、もともと私は無表情ぎみで、リアクションも薄いタイプでした。人見知りなことも相まって、お見合いでも、まるで仕事の面接か会議のような受け答えをしてしまうこともしばしば。  自分の無愛想ぶりやコンプレックスを隠そうとして、体のラインが見える服装や、膝が見えるスカートにこだわったことがありましたが、そういう付け焼刃な装いは、相手から軽く見られがちで、空回りしか生みません。  そんなとき、何気なく手に取った「少女漫画」に答えがありました。『りぼん』『ちゃお』に載っているいわゆる少女漫画の主人公の女の子は、みんな表情が豊かで、感情に正直で「ありがとう」「おいしい」「たのしい」を常に表現しています(もちろんそうでないヒロインもいますが)。

まずは「素直な自分」を知ってもらう

若い男女のカップル“主人公補正”と言われればそれまでですが、誰にでも平等に接していて、何事にも一生懸命な彼女たちは、前向きで包容力があって、友達の話は素直に聞き、間違っていたら謝る。こういう基本的なことができている主人公はすごく魅力的です。それがおそらく漫画を読ませる推進力にもなっているはず。 「これ、男性が思う可愛い女性の典型だ!」  このことに気がついてから、私は必死で少女漫画を読み、自分の脳をセットアップし直しました。相手に対してまっすぐに、ポジティブな言葉を使って話し、笑顔で接していったのです(もっとも、男性だって、無愛想でひねくれてるより、表情豊かでまっすぐな男性のほうが魅力的ですよね)。  婚活中も、いきなり「結婚」という成果を求めていましたが、まずは「素直な自分」を知ってもらうところから始めることにしたのです。  すると、自分の敷居を下げたことで、気持ちがとても楽になり、相手に「可愛い」と思ってもらえる部分を知ってもらえるようになりました。そして、お見合い市場でゴールを果たすことができたのです。  もちろんこの法則が全てに当てはまるわけではありません。しかし、悩んだときには身近にある「少女漫画」を読んでみると、思わぬ恋愛のヒントが見つかると思います。 <文/栄藤仁美>
栄藤仁美
1989年、京都生まれ。コンテンツプロデューサー、「ミスiD 2017」安藤美冬賞受賞。京都の花街で、老舗お茶屋の跡取りとして生まれるも、舞妓になる道を絶たれ、起業。17歳で3000万円の借金を背負うが数年で完済。現在は飲食業を経営する傍ら、さまざまなコンテンツのプロデュースを行う
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