夫が太って性欲がわきません。それで不倫してる私はダメな女?|性活相談
「信頼」はもはや願望に近い?!
一見この判断は冷静な客観的なもののようですが、個人の判断であるからどうあがいても主観的であり、願望とも言えます。だから頻繁に間違うのです。「こんな人だと思わなかった」「信じていたのに…」「裏切られた」と嘆き相手を責める人が多くいますが、元を正せば自分の判断が間違っていただけです。信頼が驚くほどもろいのは、どうしても願望が込められてしまうからです。
では、AI(人工知能)が判断した信頼なら間違うことは無いでしょうか? ゼロとは言い切れませんが、人間が判断するよりは信頼できる信頼だと思います。でもそれだと、自分が心から信頼しているのは相手のことではなくAIですからいまいちしっくりきません。やはり最終的な判断を自分でしていることが、信頼と呼べるものなのです。だから、「騙された」と相手を責めるのはおかしな話で、相手が信頼させようとしていたとしても、信頼したのは自分なのだから、「裏切られた」ではなく「間違った」と自責するべきなのです。
話が少し逸れましたが、要するに信頼とは、経験的判断でもあり個人的願望でもあるのです。
「信頼」がなくても「性的対象」になる
ここまでを図でおさらい!
(①はプロ男優のように、性の対象を意図的に広げていく人。③は押し付けがましく融通が効かないタイプ)
あなたは、経験的判断に基づき信頼した相手であり、ずっと性の対象になり続けるだろうという予測で、②に夫さんを当てはめ結婚しました。ですが、まず夫さんが太ってしまい、性の対象から外れました。性の対象の変動可能部分でカバーできればよかったのですが、その範疇も超えたのか叶わなかった。
それは、あなたの性の好みの範囲が狭いからではなく、信頼に願望部分があったせいで相手を見誤っていたからです。
でもこれはどうやっても仕方ないのです。あなたが持った信頼は、夫さんに対する信頼であり、そういった判断をした自分への信頼です。その瞬間はその選択が正しかったとしても、時間によって性欲のあり方や個人的願望、相手の生き方がどう変化するかは誰にもわかりませんから間違うものです。間違うというか、予想を立てても意味がないのです。
性的対象と信頼が一致し続けるのは、限りなく不可能に近いのです。
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