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よゐこ、斎藤工も。今年YouTuberデビューした芸能人7組の成功度

 スマホで動画を撮影して、子供から年配の方まで誰でも気軽にYouTubeにデビューできる現代。芸能人でもYouTubeデビューに進出する人もますます増えています。そこで2019年にYouTubeデビューを果たした芸能人をまとめてチェックしてみました。

斎藤工:世間をザワつかせた謎のチャンネル

 YouTubeデビューした芸能人の中でも、世間をザワつかせたのが、6月に公開された斉藤工の『たくちゃんねる』。  バンダナを巻いた冴えないロッカー風のいでたちの「たくちゃん」が登場する動画チャンネルで、「Tシャツ重ね着の世界記録挑戦」、「ポップコーンを両手でつかむ世界記録挑戦」など、くだらない世界記録にチャレンジするシリーズ動画が7本公開されています。「たくちゃんねる始めます」の1本目の動画は、話題性もあり87万回再生されています。  謎の多い『たくちゃんねる』ですが、求人情報専門の検索エンジン「Indeed」のプロモーションの一環で作られた動画チャンネルではないかと噂されています。というのも7月頃に放送されていたIndeedのCMで、「たくちゃんは何やっているの?」と聞かれた斎藤工が、自信ありげに「たくちゃんねる」と答える一場面があるのです。  10万5000人の登録者数がいる「たくちゃんねる」は、ずっと続けてほしい!と思うファンも多いはずです。

夏菜:映画の全裸シーン裏話の動画がヒット

 30歳の誕生日を前に、5月にYouTubeデビューを発表したのが、タレントの夏菜。「30歳になって、やりたいことがたくさんでてきちゃって、その中のひとつがYouTubeだった」と、最初の動画で語っています。  記念すべき1本目の動画は居酒屋でお酒を呑みながらの撮影で、ファンからすると親近感がぐっと上がったはず。彼女の動画チャンネル『なつなかん』は、チャンネル登録者数が15万1000人。  これまでにアップした25本の動画のうち、映画『GANTZ』でみせた全裸シーンの裏話を語った動画は、再生回数170万回のヒットとなっています

よゐこ:ラジオ放送終了をきっかけに、YouTubeで毎週生配信

 5月にYouTubeチャンネル『よゐこチャンネル』を開設したのが、お笑い芸人のよゐこ。  デビューから約8ヶ月で73本の動画を公開し、23万6000人の登録数になっています。4月まで、ラジオ番組『よゐこのオールナイトニッポンPremium』を放送していたものの、この番組が終了してしまったため、「それならYouTubeでいいんじゃない?」とデビューしたそう。  ラジオ番組さながらに、毎週木曜日に生配信を実施中。月見バーガーを作ってみたり、ダンボールでスーツを作ってみたり、地上派ではあり得ないような自由&ぐだぐだっぷりも受けているよう。ポテトチップを粉々にして料理を作るという動画が71万3000回も再生されています

霜降り明星:漫才動画がもりだくさん

 人気お笑い芸人、霜降り明星も2019年7月にYouTubeデビュー。100本の動画公開を目標に掲げ、12月時点で、『しもふりチューブ』には90本の動画を公開し、チャンネル登録者数38万4000人に到達しています。  お笑い芸人の中でも、2018年にM-1王者ばかりの旬のコンビとあって、YouTubeでの人気も上々のもよう。2人が考えたオリジナルゲーム「せっせっせいやゲーム」を紹介する動画が150万回再生のヒット作になっています

辻希美:冷蔵庫の中身公開も

 炎上騒動などあるものの、4人のママとして活動を続ける辻希美も、5月に『辻ちゃんネル』を開設。メイク方法やヘアアレンジ、料理レシピ、ベビー用品紹介などの動画を公開し、同世代のママたちの支持を得ているよう。  すっぴんから普段メイクの様子を紹介した動画は、再生回数310万回を突破。そのほか、杉浦家の冷蔵庫の中身を見せた動画や、マザーズバッグの中身を紹介した動画など、芸能人の生活をのぞき見できるような動画が人気。これまでに65本の動画が公開され、チャンネル登録者数は39万2000人です。

藤田ニコル:メイク動画などカリスマ性を発揮

 2019年にYouTubeデビューした芸能人の中で、チャンネル登録者数60万人とトップクラスを走っていると思われるのが、モデルの藤田ニコル。  2月にチャンネル開設をしてから、公開した動画本数は32本と決して多くはないものの、ガチのすっぴんから普段着メイクを紹介した動画は327万回の再生回数を突破。  YouTube進出には批判的な声もあったようですが、チャンネルを開設すると100万回超えの動画も多く、確実にカリスマっぷりを発揮。メイクやヘアアレンジ、私服などを紹介する動画を公開し、確実にファンの心をつかんでいるようです。

オリラジ田中敦彦:YouTuber界の林修?!

 オリエンタルラジオの田中敦彦が4月から公開したYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』は、他の芸能人の動画とは一線を画す路線。チャンネル名からも想像できるように、公開された73本の動画のほとんどが、日本史や世界史などの社会の授業のようなテーマばかり。聞き手をひきつける巧みな話術で、つまらないと思われがちなストーリーも、面白くわかりやすく紹介しています。  インターネットの将来性を見込んで、テレビ出演からYouTubeにシフトしていったそう。チャンネル登録者数は非公開ですが、再生回数100万回超えの動画も複数あり、芸能人の中でもっともYouTubeで成功しているひとりかもしれません。  ちなみに『中田敦彦のYouTube大学』で再生回数ナンバーワンは、「藤森慎吾が米津玄師のLemonを歌ってみた」という動画で637万回を突破しています。  副業する人が増えている中、浮き沈みの激しい芸能界にいるタレントやお笑い芸人はなおさらYouTubeでの活動を本気で考えるものなのかもしれません。でもテレビとは違う、彼らの素がかいま見えるYouTubeの動画は、ファンにとっては距離が近く感じられるまたとないメディアとも言えそうです。 ※公開動画本数やチャンネル登録者数、動画再生回数は2019年12月24日時点のものです。 <文/佐藤まきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
佐藤まきこ
女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:@hawaii_milestone
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