前澤友作氏が浮かれツイート連投。海外メディアの意外な反応
ZOZOTOWNの創業者で前社長の前澤友作氏(44)が、 突如として英語での連続ツイートを始めて話題になっています。きっかけは、先日締め切ったばかりの「Twitterお年玉キャンペーン」が海外メディアで取り上げられたこと。
海外から注目されていると分かると、前澤氏はすかさず同キャンペーン発表時のユーチューブ動画に英語字幕を付けて更新。
翌11日には「海外からのフォロワーさん急増中につき、英語で自己紹介さして」と投稿をすると、ZOZOTOWNでの実績、話題になった高額での絵画買収、昨年のお年玉企画でリツイート記録を塗り替えたことなどを、英語でツイートし始めたのです。
確かにこの1週間、彼の取り組みについて報じた海外メディアは数しれず。「ヤナイ(ユニクロ会長兼社長の柳井正氏)を抜く経営者が出てきた」「日本版イーロン・マスクだ」などとして彼を持ち上げる記事も多く、“世界中”かはさておき、話題性は日本に留まりません。これでは、前澤氏でなくとも浮かれてしまいます。
各メディア、100万円を1000人にばらまく総額10億円のこのキャンペーンが、政府が生活に必要な最低限のお金を支給する「ベーシックインカム政策」を引き合いに出し、「社会実験」と位置づけられていることに関心を抱いていました。
『ロイター Reuters』によると、これは今年11月の米大統領選挙に民主党から出馬している華人系候補、アンドリュー・ヤン氏が提唱している「自由の分配(米国の成人全てに1カ月あたり1000ドル、日本円で約11万円を保障する施策)」と同じ考えだそう。
貧富の格差が激しいアメリカではもともとこのような考えを唱える人が多く、今回の前澤氏の実験にも特に高い関心を持っている人が多いようです。ただ、今回のお年玉企画が「本当にベーシックインカムの社会実験たるかどうか」については、「将来も継続的な収入増が見込めない」という点において決定的に違うという声もあがっています(ダイヤモンド・オンライン「前澤友作氏の社会実験は『ベーシックインカム』なのか」より)。
しかし、海外メディアが「お年玉キャンペーン」以上に興味を示していたのが、AbemaTV独占配信によるドキュメント番組で、前澤氏が月に連れて行く人生のパートナーを募集する「お見合い企画」でした。
直前のお年玉企画で「マエザワという破天荒な日本人経営者がいる」という情報が出回っていたからか、このお見合い企画にはCNNやBBCの他、『ザ・ニューヨークタイムズ The New York Times』『ザ・ガーディアン The Guardian』など英米の一流紙のオンライン版も食いつきを見せました。
月旅行はイーロン・マスク氏率いる宇宙開発会社スペースXと前澤氏が結んだ契約で、2023年に予定されていますが、実際には月を周回するだけで月面着陸するわけではありません。
今月10日、前澤氏は自身のキャンペーンを取り上げたCNNのリンクと共に、「#前澤お年玉 が世界中でニュースになっています。(中略)世界的に注目される社会実験になりそうです」とツイートしていました。#前澤お年玉 が世界中でニュースになっています。ベーシックインカム的な生活最低保証所得や、一時所得が支給された時に、その「きっかけ」によって、人の幸福度や生産性は上がるのか。世界的に注目される社会実験になりそうです。 https://t.co/nbD2qjX73m
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2020年1月10日
前澤氏のお年玉企画に、海外メディアが食いついた
あのNYタイムズが、剛力彩芽との破局にまで触れ……
「Who is Yusaku Maezawa?(ユーサク・マエザワって何者?)」という見出しで長文記事を投稿した『ザ・ニューヨークタイムズ』は、彼の経歴に触れて 「昨年9月にZOZOTOWNを手放しソフトバンクに売ってから、前よりも時間(とお金)ができたマエザワが、今度はネットを通じて一緒に月旅行に行くためのガールフレンド探しに乗り出した」と報じています。 「パートナー募集」という企画の特性上、現在、氏が独り身であることにも言及せねばならなかったようで、『ザ・ニューヨークタイムズ』『ザ・ガーディアン』ともに昨年の剛力彩芽との破局にまで触れ、「当初は二人一緒に月に行くことを望んでいたが、気持ちがすれ違ってしまったようだ」と破局騒動まで詳細を伝えました。"Come to the moon with me?" That is how Yusaku Maezawa, the Japanese billionaire, announced on Twitter that he was looking for a wing woman to accompany him on the first SpaceX flight around the moon ― and through life. https://t.co/RTQUNHfTpt
— The New York Times (@nytimes) 2020年1月14日
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