被毛の色や柄、骨格の太さによって異なる魅力が表れるのも猫のおてての良さ。すっかりおてての世界に魅了された筆者は、我が家でもおてての魅力が楽しめるショットを撮影してみることにしました。
まず、協力してもらったのはアクティブな茶トラ男子・レオン。好奇心旺盛な彼にはおもちゃでたくさん遊んでもらい、やんちゃなおててを見せてもらうことに。
鋭い爪を覗かせる野性的なおてては、とてもワイルド。肉食動物らしいたくましさも感じられます。
対して、ユーモラスなおててを見せてくれたのはサビ猫のジジ。
ゴロゴロと喉を鳴らしながらエアーふみふみをする光景に悶絶。この小さな命を守りたいとも思わされました。
そして、これまでに築き上げてきた絆をおててで示してくれたのが、ちょっぴり警戒心が強いコタロウ。コタロウは元野良。生後間もなく、ひとりぼっちで生きていかなければならなかったため、人間への警戒心が強いのですが、筆者に対しては普段から絶対に爪を立てず、こんな優しいスキンシップを取ってくれます。
種族が違っても、愛や想いはちゃんと伝わる。そう感じさせてくれる、このおててショットを撮影でき、思わず胸が熱くなりました。
猫のおてては単にかわいいだけでなく、その時の心情や想いが伝わってくる愛おしいパーツでもあります。ぜひ、今回ご紹介した写真集や飼い猫のおててを堪能しながら、猫の気持ちにも思いを馳せてみてください。
●『
ねこのおてて』
●『
もっとねこのおてて』
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291