東出昌大が不倫…仲良し夫婦でも「不倫はやめられない」心理とは
帰る場所があるから不倫ができる
夫はいつでも自分の味方、そして家族を全力で守ってくれる。トモカさんはそう信じて疑わない。
「家ではけっこう夫にベタベタしているんですよ、今でも。息子が『いいかげんにして』と言うくらい。でも私、夫のことが大好きだから」
それなのに、トモカさんには今、つきあっている男性がいる。相手は8歳年下の既婚者だ。
「仕事関係で知り合って,いつの間にか仲良くなっちゃって」
恋することをやめられない。そこにいろいろな言い訳はついてくる
正直な人なのだ。続けて彼女は、「家族には家族がもっている私のイメージがあると思う」と言った。
「私は,普通の妻とか母親からは少しはずれているかもしれないけど、夫と息子がもっている私のイメージはあると思うんですね。
でもそのイメージが、私という人間すべてではないような気がします。私の中には家族の知らない私がいる、というか。そこを引き出してくれるのが恋人の存在じゃないかしら」
それゆえ、恋をすると人間の幅が広がるというのがトモカさんの意見。頷(うなず)けるところもあるように思う。
「家庭が平和だから外で恋をする。そういう人間も少なからずいると思います。家庭が幸せでなければ恋も楽しいものではなくなるから」
世間的な善悪は別として、「恋をしやすい人」は、いくつになってもどういう状況にあっても、恋することをやめられないのかもしれない。そこにいろいろな言い訳はついてくるものである。
<文/亀山早苗>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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