でも仕方ないと言えば仕方ないことでもあって、男性が主体的に動いていることが多いセックスなので、性器から快感を得ようとする癖がどうしても身に付いてしまいます。一方、性器から得られる快感が受動的な女性は、主体的に感じ取る快感は性器以外の部分になります。

手を握られたり優しく撫でられることに喜びを感じるのはそういったわけです。男性が性器から得られる快感を手放すには、性器の機能が落ちていかなければならず、歳をとった男性は前戯が好きな傾向にあります。
とりあえず現時点の彼の場合は、性器の使い方を訓練して少しずつ修正していくのがいいでしょう。付き合いの長いセフレなのですから、気兼ねなくはっきりと動きの改善を要求してみてはいかがでしょうか。具体的には、正常位の時に、あなたの手を彼の腰に回し引き寄せたり押し戻したりしペースをコントロールします。それに合わせて動くことをルールとしたセックスを、プレイの一環として楽しんでみてください。
続いて、2つ目の理由に関してです。女性の感じている快感を、男性が100パーセント理解することは不可能であるということを大前提とした上で、最大限相手の快感に共感していくことが、セックスでお互いが同じ位気持ちよくなるために必要なことです。

自分1人で気持ちよくなって、「いいセックスだった、自分がこんだけ気持ち良いんだから相手もきっと気持ちいいはずだ」と決めつけ悦に入っている男性の多いこと。僕も散々ダメ出し食らいました。
では、共感していくために必要なことは何でしょうか? 快感だけではなく、あらゆる感情や感覚を他者と同様に感じることは別人格であるのだからできませんが、想像することならできます。
想像し理解した気になってはいけませんが、思いやりを持って想像していくことが共感につながります。厳密には全く同じ感覚ではないのですが、お互いがその瞬間だけでもわかり合えたと思えれば共感と言っていいと思います。
共感するためには想像力が必要です。さらに言うと、
想像力を自分勝手なただの妄想から、よりリアルなものにしていくには思いやり以上に経験が重要です。経験から生まれた想像力による共感は、相当相手と近い感覚なので共鳴と言えます。このレベルになると一緒にイクみたいな奇跡が起こります。そこまで目指さなくてもいいのですが、共感はしていって欲しいです。共感のあるとないとではセックスの良さが雲泥の差です。