では話を本筋に戻して、彼があなたに共感できるようになるにはどうすればいいのかというと、彼の中の意識を変える必要があります。先ほども言ったように、セフレ関係ならではの気楽さで、ズバッと言うのがいいです。

もしも彼がプライドが高い場合は、へそを曲げる可能性があります。よって、彼が自分で気づいてあなたともっと向き合うようになるのを待つしかないです。これは、相手に嫌われたくないと思ってしまう、恋人関係の人たちが抱える当事者同士故の難しさと一緒です。
相手の望みがわかるような共感力の高い人間になってほしいと働きかけるのは、どうしても私のことをわかってと押し付けることになります。それは、働きかけられた側からすると相手の型にはめられたような、人格を否定されたような気がします。行為の否定と人格の否定を切り離して受け止められないから起きる悲劇です。
上手い下手に経験人数は関係ない。それより大事なのは…
経験人数が100人を超えているとかはセックスの上手さにはあまり関係ないです。
セックスの上手い人は、あらゆるコミュニケーション、ボディータッチのコツがわかっていることが多いです。そのコツは感覚的なもので言葉にしにくいのですが、どうにか言葉にするとしたら、与えながら受け取るとか、押しながら引き寄せる、といったような一見矛盾することを同時にできる感じです。
相手を気持ちよくしたいという思いと、相手が感じているその気持ちよさが自分の中にも存在している。現実には彼の目の前にあなたがいる。そして、彼の心の中にもあなたがいる。イメージでつかんでもらうしかないのですが、お互いの喜びに共感できている時はこんな感じです。

こうなるには、
自分が正しいと思っていることが必ずしも正しいわけじゃないんだとか、当たり前だと思っていることが相手にとっての当たり前ではないんだと気づき、一度しっかりと自分と他者の境界線を認識するところからスタートします。その上で常に相手を思いやります。
もっと単純な言い方をすれば、相手を自分と同じ位大切にするのです。それは自己犠牲心を発揮して相手のために尽くすのとは違います。これが難しいバランスなのですが、ちゃんと自分の喜びや、嫌い、寂しい、不快といったネガティブな感情や感覚も大切にした上で、相手を否定したり攻撃することなくあるがまま認め受け入れていくことが重要です。
セックスには他の行為にはない快楽があって、その内の肉体的快感にばかり意識が行くと、どうしても自分勝手になります。肉体的快感だけではない快楽、言うなれば内面からこみ上げてくる悦びに気がつけると、それは物理的刺激とは違うので重なり合い、溶け合え、共感できます。
セフレという気楽な関係性だからこそ正直にいろいろ話してみてください。そしてセフレといえども、セックスをしている瞬間はとことん相手のことを好きになるのが思いやり能力を発揮させ共感力を高めます。肉体的刺激より、感情から始まるセックスがオススメです。

森林原人さん
<文/森林原人>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【性活相談者を募集!】
森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらの
お問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。
※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。