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大沢たかお「Suicaで電車に乗れるって知らなかった」AI科学者役なのに…

 約2年間の休業期間を経て、映画『キングダム』で人気キャラクターの王騎を演じ切り、変わらぬ存在感を見せつけた大沢たかおさん。
大沢たかおさん

大沢たかおさん

 公開がスタートした約5年ぶりとなる主演映画『AI崩壊』では、天才科学者・桐生浩介を演じています。桐生は、自分が開発した医療AI<のぞみ>が国民の膨大な個人データをすべて管理し、暴走を始めたことでAI暴走のテロリストと断定され、逃走を図ることになります。 『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠監督のオリジナル脚本で描かれるサスペンス超大作で、大沢さんが目指したことや観客への思いを聞きました。また、普段からスマートにデジタル機器を使いこなしていそうな大沢さんの、意外なプライベートでのエピソードも伺いました。

映画は、予測不能なものじゃなきゃいけない

――オリジナル作品ということで、大沢さんもアイデアを提案されたとか。どんな映画を目指そうと? 大沢たかお(以下、大沢)「映画って、どこか予測不能じゃないといけないと思うんです。桐生という人物の設定にしても、あまりにキレイすぎると、その時点でお客さんが飽きてしまいます。むしろ『この人じゃ解決できないよ』というくらいの位置から、なんとか必死に動くことで、奇跡的に進んでいくくらいにしないとドラマチックではないと思ったんです。だから監督に提案などのお話はさせていただきました」 ――AIが話の中心にありつつ、逃亡のきっかけになる序盤の車のシーンに始まり、貨物船や下水道など、桐生が逃げ回るシーンは、デジタルというより、生身の人間の姿を強く感じました。 大沢「走るシーンが極端に短かったり、モチベーションを保てなくなったり、どこか格好つけている部分が見えたら、その瞬間につまらなくなってしまう。僕は走っているシーンが多かったですが、そのなかで桐生の人間味を見せることが大事だと思いました。シチュエーションをどんどん変えながら逃げていく姿は、物語ととてもうまくかみ合ったと思います」
『AI崩壊』より

『AI崩壊』より

考えているのは、お客さんが喜んでくれるかどうかだけ

――大変な撮影が多かったかと。大沢さんがお仕事される際、モチベーションになっているものは何ですか? 大沢「作品を観てくださる方が喜んでくれるかどうかです。どうしたらひとりでも多くの方が、作品を観て元気になってくれるのか、どうしたら笑ってくれるのか、大変な仕事があったり学校に通ったりの日々のなかで、映画を観ている約2時間、別世界に行けてよかったと、どうしたら思ってくれるのか。それだけを考え続けています。  だから今は結果を待つしかない受験生のような心境です。試験が終わって、じゃあ楽しく遊ぶかといっても、合格発表があるから、何もできない。それによって人生右にも左にも変わる。ドキドキしている時期です」
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電車の改札で四苦八苦…
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