――第一線で活躍し続けているおふたりですが、今の自分とデビュー当時の自分とで、変わっていない部分を教えてください。

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』より
大泉「面白いと思ったら、やってしまうところかなぁ。それが、役者という仕事にとってはどんなにリスキーであったとしてもね。『水曜どうでしょう』の新作をやるぞ!となったら、『これがオンエアになったらやばいぞ』と思うことでも、面白かったらやってしまいますから。
“面白い”に勝てないというのは変わらないかな。
結局、人を笑わせたいんだよね。芸人さんに憧れても、芸人さんにはなれないなという思いでいたんだけど、バラエティに出たり、お芝居をしたりという芸人さんとは違うアプローチが合ってるのかなと思いますね」
小池「
私もバラエティが好きというのは変わらないですね。面白い人の横にいたいんです」
大泉「わはは! 横にいたいのね」

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』より
小池「テレビが好きで、バラエティが好きで。私、小学校の卒業アルバムに『人気のあるお笑い芸人になりたい』って書いてるんです。芸人さんにはなれなかったけど、“面白いこと”に携われるお仕事は何年経っても捨てがたい。離れたくないですね」
大泉「だってこの人は、僕と映画で共演するってなったときに、『
番宣でバラエティに出ることが楽しみだ』って最初から言ってましたから」
小池「大泉さんがテレビに出てると面白くてチャンネル止めちゃうもん。『これ、収録横で見てたかったな~』って思う。それを果たすためには、作品を一緒にやればいいんだって(笑)」
大泉「『一緒に映画を撮りたい』じゃなくて『一緒に番宣に出たい』だからね。まったく面白い人ですよ」
(C) 2019「グッドバイ」フィルムパートナーズ
<文・写真/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi