7年間子どもができなくても、不妊検査をしない夫婦があったかい
パニック障害の自分が子育てをする不安も
パニック障害で知った夫の温かさ
近ごろはメンタル系の病気への理解も少しずつ広まりつつありますが、まだまだ「気持ちの問題」や「弱さが原因」と、誤解されてしまうことも多いもの。心の病気は目には見えないものだからこそ、本人にしか本当の苦しみは分かりません。しかし、理解ある夫の寄り添い方が梨花さんの心に届いたからこそ、子どもという結びつきにこだわらず、2人は幸せに時を重ねていけるのではないでしょうか。
自営業の梨花さんは「仕事中、主人と楽しく言い合いしている時や主人が猫や犬をあやしている時に幸せを感じます」と話します。私たちは、子どもの有無によって幸せの度合いを測ってしまうことも多いものですが、子どもがいなくても幸せにはなれる。梨花さん夫婦は、そう教えてくれているように思えます。
―シリーズ「親としてのエピソード集」―
<文/古川諭香 イラスト/ただりえこ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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