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ベテラン女優が、16歳のとき「撮影現場で性的虐待を受けた」と告白

 芸歴約30年のベテラン女優タンディ・ニュートンが、映画の撮影現場で経験した性的虐待について明かした。その当時まだ16歳と若く、そういった行為に抵抗することはなかったと振り返ったタンディ。セクハラが横行する米映画界について「若い人を食い物にしている」と批判した。

恐怖で身体が動かなかった

タンディ・ニュートン

タンディ・ニュートン

 このたび英ザ・サンデー・タイムズ誌に登場したタンディ。1991年公開の映画『ニコール・キッドマンの恋愛天国』の撮影現場で経験した出来事について明かした。 「私の父が飛行機で帰った夜にそれは起こったの。私は16歳で処女だった。何週間も心理的に警戒心を取り除くべく近づかれていたから、私は抵抗しなかった。恐怖で身体が動かなかったの。あれは性的虐待だった」  こうした出来事は、これだけにとどまらなかったそうだ。タンディはこう続ける。 「2度目のオーディションに呼ばれた時だった。監督から脚を広げて座るように言われたの。カメラはスカートの中が見えるように設置されていた。そして脚をひじ掛けに置くように言われ、私が話をするキャラクターのことを想像し、その人とセックスするのはどんな気分か考えるように言われたの。彼は監督だった。私はとても若かったから、それが普通なんだと思ったの

セクハラ被害について声を上げ続けてきたのに……

 イギリス人の白人の父と、ジンバブエのショナ族の血を引く母のもと、英ロンドンで生まれたタンディ。映画『ミッション:インポッシブル2』のヒロイン役や米人気TVシリーズ『ER緊急救命室』に出演し、アメリカでもその名が知られるようになった。  2018年には米TVドラマシリーズ『ウエストワールド』での演技が高く評価され、米テレビ業界で最高の権威とされるエミー賞で助演女優賞を受賞した。  日本でもスターチャンネルで視聴できる『ウエストワールド』は、本国アメリカはもちろん、日本でも人気を博しているSF・アクションサスペンス。シーズン2では、真田広之や菊地凛子も出演、さらにタンディが着物姿で日本語を披露したことが話題となった。  現在、米で新シリーズのシーズン3が放送開始され、注目を集めているタンディ。元大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、第3級レイプと第1級性暴力の罪で禁錮23年の量刑を言い渡され、現在服役中であることを嬉しく思っているという一方で、セクハラはハリウッド全体の問題だと指摘する。 「彼はたった1人にしか過ぎない。この業界は若い人を食い物にしている。あちこちでそれを見てきたわ。私が今悲しく思っているのは、私の身の上に起こった性的虐待自体ではなく、私の言うことに耳を貸さず、私を守る勇気がなかった人々のことなの。それらの人々に責任がある。ワインスタインの周りの人々、レイプ文化、沈黙させる風潮。それらによって、私は破壊されたこともあったけれど、今は私を奮い立たせるものでもあるわ」  ハリウッドでセクハラ行為が横行している事実が知られるようになったのは、ここ数年。しかしタンディは、ずっと前から、若いときに受けたセクハラ被害について声を上げていたのだ。  けれども、ここ最近ハリウッドの有名女優たちが立ち上げたセクハラ撲滅運動「Time’s Up」には参加していないというタンディ。「私はそこまで魅力的でもなく、人気がある女優ではないということよ。だからTime’s Upに加わるように、誘われなかったんだと思う」と語る。長い間セクハラ問題に向き合ってきただけに、そうしたムーブメントに加わることができなかったことに「本当に、とても胸が痛む。さびしいわ」と吐露している。  これまでセクハラ被害を公表しないように忠告されたこともあったというが、それでも信念を貫き、問題をさらけ出してきたタンディ。その声に誰かがしっかり耳を傾けていたなら、もう少し早く状況は改善されていたかもしれない。  <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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