SNS依存女性が語った驚きの暮らし。「ネットの世界が私の“リアル”」
コロナの影響で思うように外出もできず、いつ終わるのかわからない“自粛”にウンザリ。友人や家族、恋人に会えない代わりに、コロナ前よりSNSでコミュニケーションをとる機会が増えた人も多いのではないでしょうか。直接会うことなく人とつながれるSNS。便利に使うだけならいいのですが、中には度を越した“SNS依存”におちいってしまう人も。
都内の大学に通う浜田彩美さん(仮名、大学2年生)もその一人。本人いわく、コロナ禍で「いつもよりSNSを見る時間が増えた」というレベルをとうに超え、もはや“中毒”や“依存”状態なのだとか。その驚きの日常を取材しました。
「スマホ依存症レベル」とみずから断言する彼女に、一日どのくらいスマホを見ているのか尋ねたところ、「スマホを見ていない時間を数えた方が早いです(笑)」と一言。
「見ていないときは、うーん、頭や体を洗っているときくらい……。お風呂に入っていても湯船に浸かっているときはスマホをジップロックに入れて“防水仕様”にして持ち込むし、トイレや簡単な自炊をするときもふとしたときに見ちゃいます。寝るときも寝落ちるまで画面を見ていて、朝も起きたときに無意識で手が勝手にスマホを探します。外出するときなんかスマホがなかったら大変。どうやって暇を潰すんですか(笑)。
電車移動も散歩中も、スマホがないと暇すぎて耐えられない。今はどこに行くにもマスクが必須ですよね。私の中ではスマホとマスクは同レベルで必須。なかったらめちゃくちゃ慌てるし、長時間外を出歩けません」
そこまでスマホを肌身離さず持ち歩いて、一体何を見ているのでしょうか?
「ほとんどSNSですね。大体スマホを一度手に取ると、インスタやツイッターのタイムラインや友人の投稿はその都度チェックします。あとはLINEのタイムラインだったりTikTokだったり。数分で一気に新しい投稿がされてることもあるので、頻繁(ひんぱん)に見てないと溜まっちゃうんですよ。だから何をするにも常にスマホを手に持っているような状態で、充電用のバッテリーも2~3回はフル充電できるような大容量の重いものをいくつか持ち歩いています」
そう語る彼女の鞄を持たせてもらうと、これがまたずっしりとかなりの重さ。充電用のケーブルも替えを含めて2~3本は常備しているとか。
「友達の投稿を見ずに溜めちゃうのが御法度(ごはっと)です。SNSを見ないということは遠回しに『あなたには興味がない』と言っているのと同じこと。友だちなら、いいねだけじゃなくて一言コメントも返すのが“当たり前のルール”になっていて、コメントを忘れようものなら別の友達から『なんで〇〇ちゃんにコメント返してあげないのー?』『コメなし?』ってソッコー突っ込まれます」
本人からではなく“友だちからの催促”という点も、どこか闇を感じますが……。
