元々友人たちとSNSで頻繁にやりとりはしていたものの、このコロナ禍の影響で、SNSへの投稿頻度やチェックする時間が相当増えたそうです。

浜田さんの大学では、写真のようなリアル講義がほとんどなくなってしまったそう。
「そうなんですよ。私たち大学生は去年からほとんどオンライン授業だから、リアルに大学で友人と会話する機会ってほぼなくて。小中高生は私たちより学校に行っているからマジでうらやましい。新入生だった去年も、同じ学部の子と仲良くなる前にオンライン授業に切り替わっちゃったし、2年目の今年もまだ長引いてるし……。SNSで同じ大学の同じ学部の子たちと
『#〇〇大学 #〇〇学部』っていうハッシュタグで繋がったり、コミュニティやグループLINEを作って、かろうじて友達を増やしているような感じです」
グループの中には、まだ一度も会ったことがない友人もいるとか。浜田さんいわく、「日常生活より、SNSで主に友達と繋がっている」「もはやネット上が私の“リアル”。日常生活がバーチャルみたい」だそう。
1~2度しか会ったことがない大学の友人たちとSNS上で仲良しグループを作り、SNSの投稿をお互いチェックして盛り上がる。食事や飲みに行けない代わりに、友だち4~5人とLINEグループのビデオ通話で“オンライン食事会”も定期的に開催しているそうです。生活様式が変わってもなんとか程度順応している浜田さんですが、“SNSで成り立っている友達関係”ならではの難しさもあるといいます。

「先ほどお話した『友だちの投稿をいち早くチェックして、いいねかコメントを残す』という暗黙のルールもそうですし、
実生活で会えないからこそSNSを通して私という人間を知ってもらわないといけない。だからこそ余計にSNSに夢中になっちゃうし、没頭する時間も増えてしまうんです」
そして、やはり人にはよく見られたいという願望もあるので、必要以上に私生活を“盛って”しまうそうです。