16時間食べないだけでスルスル痩せる?! 1日3食が体の負担になるワケ
「痩せたい」「エイジレスなスタイルになりたい」。体について女性の悩みは尽きません。でも美ボディの基礎はなんといっても健康です。今まで「何を食べるか」に焦点をあてていたダイエット本ですが、「食べない時間を増やす」を提唱してきたのが、『「空腹」こそ最強のクスリ』。
オリエンタルラジオの中田氏が運営する『中田敦彦のYouTube大学』にて、「一番の名著来たかな」と大絶賛したこともあり、30万部突破のベストセラーに。中田氏自身が実践し、「やせた」「肌つやが良い」「血色が良い」のを体感しているといいます。今まで様々な健康法に取り組んできた中田氏いわく、「一番実践しやすい」と猛プッシュ。かなり気になりますよね。
ということで著者である医学博士の青木厚先生に話を聞いてみました。
なぜ1日3食だと、胃腸の休むひまがない
一日3食。私達に刷り込まれた習慣ですが、なぜいけないのでしょうか。「胃腸をはじめ、内蔵が休む時間がない」と青木先生は言います。
「具体的には、食べものが胃の中に滞在する時間(消化されるまでの時間)は平均2~3時間、脂肪分の多いものだと、4~5時間程度。小腸は、胃から送られてきた消化物を5~8時間かけて分解して、水分と栄養分の8割を吸収し、大腸は、小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収します。口から入った食べものが大腸に行きつくまで、途方もない時間がかかるのです。つまり、一日3度食事してしまうと、胃腸は休む間もなく消化活動をしなければならないのです」
連続16時間の空腹時間をつくる
食べすぎによる害から体を守るには、“連続16時間の空腹時間をつくること”。しかし“空腹”や“断食”と聞くだけでハードルが高い!と怯みそうになります。でも仮に8時間睡眠をとるとしたら、あと8時間を確保すればいいのです。
青木先生が「16時間」にこだわるのには理由があります。
「ものを食べて16時間たつと体の中で『オートファジー』が機能しはじめます。オートファジーとは、古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる仕組みのこと。つまり『空腹が、細胞の生まれ変わりのスイッチ』になるわけです。体にとって不要なものや老廃物が一掃され、細胞や組織、器官の機能が活性化し、若々しい体に導いてくれます」
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