2013年、5人組ダンス＆ヴォーカルグループとして結成された「FAKY」が、2023年で10周年を迎えた。 　グループが歩み続けた中で、Lil’Fang、Mikako Akina、Hina、Takiのメンバー5人それぞれの個性が磨かれ、見事な「FAKY」色に染め上げられた。10年経っても依然鮮やかな「FAKY」らしさとは？ 　今回は、メンバーの一人であるMikakoさん（29歳・@mikako_faky）にインタビュー。ファッションへのこだわりやウェル・ビーイングの秘訣について聞いた前編に続き、後編では、Netflix配信作品やワンマンライブなど、29歳を迎えた節目に思うことを聞く。 【インタビュー前半】⇒「本格的に音楽を始めたきっかけはK-POP」29歳注目アーティストが語る“音楽とファッションの関係” ――『オオカミちゃんには騙されない』新シリーズの配信がNetflixで開始されました。ABEMA版と比べるとだいぶ大人な雰囲気ですが、新シリーズに出演した率直な感想を教えてください。 Mikako：それぞれが大人で、お仕事に対する確たるビジョンもある。そんな出演メンバーである他の9人と出会えて良かったなと思います。 　恋愛リアリティショーなので、恋愛にフォーカスを当てているけれど、それだけではない心意気をもらいました。 ――嘘をついて参加しているメンバーがいるゾクゾク感もたまりません。いったい誰がフェイキーなのか、気になりますが（笑）。 Mikako：なるほど、フェイキー（笑）。その表現がありましたね。誰でしょ、ドキドキですね。 ――2019年に加入した「FAKY」メンバーHinaさんとTakiさんは、ABEMA版シリーズ作品に出演していました。他のメンバーの反応や反響はどうですか？ Mikako：メンバーは皆「頑張ってね」と背中を押してくれました。だから私も「FAKY」のために頑張ってくるという意気込みです。 ――配信前のコメントに興味深い文言がありました。「何も着飾らず、私の言葉でしっかり向き合えたら」。Mikakoさんはグループ全体のビジュアルコーディネートも担当していますが、基本にはこの「着飾らず」があるんですか？ Mikako：あります。私は自分のことを大切にしたいと思っています。偽りの姿ではなく、ありのままの自分で誰かと向き合いたいです。 ――モットーとしては、自分を愛するというか。 Mikako：そうです！自己肯定感高いです！ ――それはいつ頃から思いましたか？ Mikako：「FAKY」としてデビューし、20歳を迎えたあたりでした。自分のことを大切にしてあげないと自分がわからなくなってしまう。自信がない自分も弱い自分も、すべて受け入れたい。 　それまでは強くいなきゃいなきゃと自分を追い詰めているところがありましたが、ふとした瞬間にすべてが吹っ切れた気持ちでした。