
画像:テレビ朝日『ゆりあ先生の赤い糸』公式サイトより
「リーサルウェポン」には「致命的な武器」といった意味がある。殺傷能力の高い、人を死に至らしめることを目的とした、最強の武器……。
冒頭からやや不穏な言葉を並べてしまった。木曜21:00から放送中のドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』に出演中の俳優・木戸大聖を見ていると、まさにリーサルウェポンで撃ち抜かれる直前のように固まってしまう。いや、もうすでに撃ち抜かれている。
次なるリア恋俳優に違いない木戸大聖演じる伴優弥(ばんゆうや)、通称・伴ちゃんの魅力を列挙したい。
ある日、いつもと変わらない様子で元気に出かけていった夫・伊沢吾良(田中哲司)が、くも膜下出血で倒れて意識不明、寝たきりの状態に。倒れたのはホテルで、若い男性の浮気相手・箭内稟久(鈴鹿央士)と一緒だった。さらには女性の愛人・小山田みちる(松岡茉優)、隠し子の存在も明らかになる。
『ゆりあ先生の赤い糸』の主人公・伊沢ゆりあ(菅野美穂)のハードモードな暮らしの幕開けだ。義母・伊沢節子(三田佳子)も暮らす自宅で、なんと「全員まとめて面倒をみる」ことになるのだから。
便利屋であるVH本舗の従業員・伴ちゃんは、第1話から登場する。自宅で吾良の面倒をみることにしたゆりあは、リビングに介護ベッドを置くスペースをつくるため、業者を手配。このときにやってきたのが、伴ちゃんだ。
金髪+作業着というヤンチャな風貌に、「ニカッ」という擬音語が聞こえてきそうな笑顔。フランクな人当たりには好感がもてて、かつ若い見た目に反して一児のパパというギャップも、伴ちゃんを忘れられなくさせる。
実際のところ、ゆりあも初対面で伴ちゃんと打ち解けた。彼の息子の名前がゆりあと同じだった、という共通点もあってのことだが、その後、二人は急激なスピードで仲を深めていく。