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『ブギウギ』やっぱり朝ドラの恋愛って最高だ!趣里と水上恒司“9歳差の恋”に胸が躍りまくる

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合、月~土あさ8時~ほか)が、折り返し地点に近づく中、恋愛パートに突入し盛り上がりをみせています。

感情移入しやすい、まさに王道の朝ドラ

女優・趣里をヒロインに、往年の名歌手・笠置シヅ子(芸名:福来スズ子)の生涯を描く本作。10月2日にスタートして以来、歌手を志すところから、スウィングの女王と呼ばれるようになったところまで、家族や友人同士との人間模様を交えながら、丁寧に彼女の成長物語を紡いできました。
ブギウギ

『NHK連続テレビ小説 ブギウギ 上 (1) 』(NHK出版)

朝ドラは、基本的に1週ごとにテーマが明確です。特に今回の『ブギウギ』は、本当にその週のテーマにまつわるエピソードのみが展開され、「本当に無駄がない!」テンポのよい構成。実に視聴しやすい朝ドラです。明快な分かりやすさがあるからこそ、私たち視聴者はヒロイン・スズ子の心情に寄り添い、自分たちの感情を重ね、一緒に笑い、涙することができます。まさに王道の朝ドラではないでしょうか。

恋より芸事? なかなか描かれなかった「ヒロインの恋愛」

朝ドラでは比較的早くにヒロインの初恋パートが描かれることが多いのですが、『ブギウギ』ではなかなかその気配がありませんでした。 第7週では「義理と恋とワテ」のサブタイトルで、演出家・松永(新納慎也)との恋模様が展開されましたが、あれは果たして恋だったのでしょうか?! 恋より、義理とワテのあり方の方が色濃く描かれていたし、その週のスズ子から恋する女の熱量を感じることはできませんでした。どちらかといえば、松永が自分に好意をもっていると勘違いし、盛り上がってしまったという感じでしょうか。それはそれで可愛かったけど。
そんな風に、恋愛よりも芸事に邁進し、家族に寄り添うスズ子の姿に多くの共感が集まっています。一方で、朝ドラで描かれる恋は、物語の大きなターニングポイントになることも多く、楽しみに待っていた視聴者も多いのではないでしょうか。
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でもついに来た! 待望の恋愛パート
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