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「父のキゲンは巨人が決めている」“毒親”広告が大炎上 浮き彫りになった根深い“野球嫌悪”のワケ

今年の父の日は6月15日でした。父の日は、普段の感謝をお父さんに伝える日とされています。しかし、この日にプロ野球チームの巨人が公式X(旧Twitter)アカウントで投稿した内容がネット上で議論を呼びました。

「父のキゲンは巨人が決めている」の投稿が炎上

巨人の公式Xアカウントは2025年6月15日の父の日に合わせて、「今日は、父の日。あなたのお父さんとジャイアンツの思い出はありますか」という本文と、とあるイラストを掲載しました。 そこには体格のいい男性がテレビ画面を見ながら応援している姿が描かれており、イラスト内には「父のキゲンは巨人が決めている」と書いてありました。イラストを見る限りでは、巨人ファンの父親がテレビ観戦しているだけの平和な印象を受けるかもしれません。 しかし、この「父のキゲンは巨人が決めている」という文言が付いていることで、「この父親は巨人が勝てば機嫌が良いものの、巨人が負ければ機嫌が悪くなる。その結果、家族がその悪影響を被る」といったシチュエーションまで多くの人が想像してしまったようです。

SNSに溢れた“毒親”体験談と共感の連鎖

読売ジャイアンツ球場

画像:株式会社よみうりランド プレスリリースより(PR TIMES)

この投稿が公開されると、X内では否定的なコメントが続出しました。 「自分の機嫌を自分でコントロールできないただの毒親」 「いきなり機嫌が悪くなって子どもに当たり散らす親がいる家庭の雰囲気は地獄」 「野球チームの勝敗で機嫌が変わる親がいれば顔色をうかがう子どもになる」 といった意見が寄せられました。 巨人側としては、かつての父親の姿を思い出し、日頃の感謝の気持ちを伝えるための父の日に合わせたチームの宣伝広告としてこの投稿をしたのでしょう。 イラストだけを見ると特に炎上要素はない平和な風景に見えますが、「父のキゲンは巨人が決めている」という文言がなければここまで炎上することはなかったのかもしれません。
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多くの人が抱える野球へのトラウマの理由
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