「日本の酒処」と聞いて思い浮かぶ町は、どこでしょうか？ 兵庫の灘や京都の伏見が有名ですが、それらの町と並び、広島県東広島市にある西条も、酒造りに適した気候と地下水に恵まれ、銘醸地となりました。 　日本で唯一の酒類に関する国の研究機関「酒類総合研究所」や、日本初の動力精米機を開発したメーカー「サタケ」もあり、毎年10月には約20万人の来場者でにぎわう「酒まつり」が開催されるなど、正に「酒のメッカ」と呼ぶに相応しい。赤瓦やなまこ壁の町並みも、酒造りの町らしい風情を感じさせてくれます。 　広島空港からバスで約25分、広島駅から電車で約35分の、JR西条駅からすぐの西条酒蔵通りには、7つの酒蔵が並び、徒歩で酒蔵巡りを楽しめるのも魅力の1つです。 「日本酒は飲み慣れていないし、よくわからない……」という人も多いのでは？ そんな人にこそおすすめなのが、夏と冬の年2回、期間限定で販売されている「西条酒蔵通りほろよい散歩クーポン」です。 　西条酒蔵通りにある7つの酒蔵はもちろん、カフェ、和菓子屋さんやパン屋さんなどの店舗で、試飲やお土産などの特典と引き換えることができるお得なクーポン。「酒都西条」で、気軽に日本酒を楽しむのも良し。酒のまちならではの雑貨と引き換えて、お土産にするのも良し。お酒以外の特典もたくさんあるので、お酒が苦手な人でも利用できます。 「西条酒蔵通りは徒歩圏内に7つの酒蔵がある、全国的に見ても珍しい酒処。訪れたお客様がまち歩きを楽しむ仕組みを作りたくて、『ほろよい散歩クーポン』企画を開催しています」と、西条酒蔵通り観光案内所の山﨑さん。 　西条酒蔵通り観光案内所ではクーポンの購入もでき、当日の酒蔵の開放状況もチェックできます。観光マップもあり、スタッフからもおすすめスポットを教えてもらったりもできるので、まずは最初に訪れてみてくださいね。