松たか子は、なぜ『妻』役が似合うのか―ここまで“妻”を求められる、その理由とは?
夏ドラマのなかでも話題を集める『しあわせな結婚』(テレビ朝日系、木曜よる9時~)の放送が、いよいよ始まります。
松たか子は、これまでも多彩な“妻”を演じてきました。特に坂元裕二氏の脚本では一風変わった“妻”が多い。
『カルテット』では失踪した夫を探さない“妻”。『大豆田とわ子と三人の元夫』では、3人の元夫にとっての“妻”を、映画『ファーストキス 1ST KISS』では、交通事故で亡くなってしまう夫を救うためにタイムトラベルする“妻”を演じています。
『大豆田とわ子と三人の元夫』や『ノーサイド・ゲーム』で演じた役柄は“母”としての役割も持ってはいましたが、作品のなかで描かれていたのは“妻”がメイン。年齢を重ねることで、“母”役を演じるようになる女優も多くいるなかで、松たか子という女優は“妻”の方がハマるのかもしれません。
今回の『しあわせな結婚』は、『セカンドバージン』『家売るオンナ』シリーズ、大河ドラマ『光る君へ』などを紡いできた大石静氏の完全オリジナル作品。松たか子が、大石氏による作品に出演するのは初めてのことです。
演じるのは、やはり“妻”。しかも、主人公の独身主義を大転換させて電撃結婚するほどのミステリアスな魅力の持ち主で、美人なのに“ちょっと変”という設定。寝相が変だったり、急にパンを爆食したり、奇妙な歩き方をしたり……予告だけでも、不思議ながらチャーミングな女性であることが伺えます。
大石ワールドのなかで、どんな“妻”を演じるのか、ますます楽しみです。
なかでも注目なのは、近年多くの“妻”役を演じてきた松たか子。阿部サダヲ演じる50年間独身主義を貫いてきた敏腕弁護士・幸太郎と電撃結婚するミステリアスな女性・ネルラを演じます。
なぜ松たか子には“妻”を演じさせたくなるのか
大石静×松たか子、初タッグで炸裂する“クセ強ヒロイン”
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