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35歳LDH俳優が妻と同じ「韓国の芸能事務所」と契約。“夫婦そろって磐石”と言えるワケ

 2025年8月5日、町田啓太が韓国の芸能事務所「HBエンターテインメント」と専属契約を結んだことが発表された。これは単純に嬉しいというか、今後のキャリア形成と躍進が大いに期待できると感じた。
町田啓太

LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン株式会社 ウブロ プレスリリースより

 実は2025年4月には妻である玄理(ひょんり)が先に同事務所と契約している。夫婦揃って在籍することが、お互いのキャリアや活動にとってもさらなる後押しになるだろう。  LDHアーティストをこよなく愛するコラムニスト・加賀谷健が、Netflixで配信中の『グラスハート』出演を含め、町田啓太の事務所契約に期待を込めて独自視点で解説する。

町田啓太のビッグニュースに感じる勢い

 佐藤健企画・共同エグゼクティブプロデュース・主演で話題(佐藤がパイロット版まで制作したという!)の音楽ドラマ『グラスハート』第1話を見終えて、おもむろにXを開いた。するとほんとにたまたま、タイムライン上に町田啓太のビッグニュース! 同作で町田啓太は主人公たちが結成するバンド「TENBLANK」のメンバー・高岡尚を演じている。  その町田が、2024年に松下奈緒主演でリメイクされた『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』(2018〜2019年)などを制作する韓国の芸能事務所「HBエンターテインメント」との専属契約を結んだ、というビッグニュースである。劇団EXILEメンバーとしてLDHに所属しながら、韓国での活動に関してHBエンターテイメントのバックアップを受けるのだ。  LDHは公式ホームページ上で「彼の持つ可能性を最大限に引き出すべく、尽力してまいります」と発表。町田も含め、LDHアーティストを数多く取材してきたぼくからすると、今回の専属契約は町田啓太の「可能性」そのものだと感じた。  さらに個人的には新たな契約を報じる各媒体リリース解禁日が、ちょうど最新出演作を視聴したタイミングと重なったことに熱い勢いを感じた。

カメラがひれ伏すワンショット

 その熱い勢いは『グラスハート』の画面自体、しかも贅沢なことにワンショット目からびしびし感じられる。  黒み画面から次第に聞こえる大歓声。フェードインする歓声が大きくなり、ワンショット目、俯瞰のカメラがフェス会場を埋めつくす聴衆の頭上をぐわぁっと飛び抜ける。高速で飛んでとんで、聴衆の熱気の中でカメラもさらにさらに勢いを得る。  ぐんぐん進んでいってステージ前にピタリ位置付けたカメラはどうするか。町田啓太にひれ伏すのである。俯瞰から今度は思いきりローアングルで町田演じる高岡尚のギタープレイを仰ぎ見る。ダイナミックなカメラ移動を目で追う視聴者は本作冒頭のフェスに擬似参加できる。しかも一番の特等席でかぶりつき。  高岡がじゃかじゃかかき鳴らすギター。ネックを見つめる視線をさっと下手側に動かす。自分のところめがけて飛び抜けてきた超高速カメラに対するタイミングを見計らいながら、全然余裕ですけどみたいな構えで視線を動かす。尚且つ動かす瞬間をあえてずらして余韻を作る。  本作の町田啓太は、こういう余裕と余韻を慌ただしい熱気と勢いがブーストする場面でこそさりげない名演を生み出せてしまう。
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夫婦揃って磐石なキャリア形成に期待すること
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