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21歳新人俳優が“有名すぎる2人の父親”に言及する正直さがスゴい。ドロドロ不倫ドラマで注目

 2024年開催の『第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で、フォトジェニック賞(歴代受賞者には三浦翔平)を受賞したのが、谷原七音だ。
 谷原七音は、審査中に谷原章介の息子だと公言していた。同コンテスト出場者としてただ話題豊富だっただけではなく、出自や出場理由を明確な言葉にする力が優れていた。  そして気になるのは、受賞後の俳優活動。ドラマデビュー作となる『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系、毎週金曜日よる11時15分から放送)は、谷原七音にとって顔見せ興行的な作品だと思う。  男性俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が解説する。

ファイナリストが語る「注目度」とは?

 今年も「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」(第38回)が、ファイナリスト15名選出に向け、怒涛の審査中である。8月15日、BEST30に選ばれた出場者が一堂に会する記者会見が行われた。  注目だったのはスペシャルゲストだ。前回の第37回でフォトジェニック賞を受賞した谷原七音が、ジュノンボーイの先輩として現出場者を激励した。前回開催がまだ記憶に新しいというのに、谷原七音は随分と洗練され、きらめく存在感になった印象がある。  ファイナリスト当時の彼は「客観的にみた自分の注目度だけが一人歩きしてしまうと感じ、自分自身が成長しなくてはこの先何年も生き残っていけないと思ったから」と出場理由を語っていた。  この「注目度」とは、第37回審査過程で話題になった出自のこと。父は谷原章介。実父がいしだ壱成。ということを審査中から公言していた。

気になる俳優デビュー作は?

ABEMAの番組出演時の谷原さん

ABEMAのプレスリリースより

 フォトジェニック賞受賞後、谷原七音初のインタビュー記事がABEMA TIMESで掲載(2024年12月21日)された。「僕はそれも含めて自分の一部かなと捉えている」と父たちに言及する正直さ。偽りない言葉をわかりやすく紡ぐ態度。これはひとかどの人物になると思った。  初インタビューで注目度はさらに上がったが、それでも掲載時点ではまだ所属事務所が決まっていなかった。でも彼のようなフレッシュな才能を放っておくはずがない。2025年4月1日に反町隆史や川口春奈などが所属する研音への所属が発表された。で、今度は俳優デビュー作が気になる。  近年、新人俳優がまず足がかりにするジャンルといえば、ABEMAなどが量産する恋愛リアリティー番組、BLドラマ、時代劇、あとはライダーや戦隊物。さらにもう一つ、ドロドロ不倫系ドラマなど……。
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ドラマデビュー作『奪い愛、真夏』
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