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“いつか自分にも来る未来”と向き合う。老齢期医療のリアルに直面した松本穂香が考えたこと

数々の映画やドラマに出演している女優の松本穂香さん。大の映画好きでもあるという松本さんが老齢期医療をめぐる問題をテーマにした映画『廃用身』について語ります。
松本穂香さん

松本穂香さん

ある画期的な治療、それは…

今回、わたしがご紹介させていただくのは、染谷将太さん主演の映画『廃用身』です。
廃用身

『廃用身』より(以下同)

異人坂クリニック(デイケア)の医院長の漆原糾は、ある画期的な治療を考案する。それは「廃用身」(麻痺などにより、回復の見込みがない手足のこと)を切断することで、患者さんや介護側の負担を軽くするというもの。Aケアと名付けたその介護ケアが人々にもたらしたものは、果たして……。

そこまでして生きることに意味はあるのか

不穏な雰囲気のポスターに惹かれ、ゆるゆるとした気持ちで観させていただきましたが、すぐにそんな気持ちは打ち砕かれました。 廃用身衝撃的なビジュアルと内容。人間は誰しも老い、いつかは朽ち果てるということ。普段は目を背けている現実をありありと見せられてしまい、生きるということの意味を考え続ける2時間でした。 今の自分にとってあまりにも現実味がない内容でありながら、世の中にとってはあまりにもリアルな内容で、自分自身とこの世界の問題とのギャップにも思考が追いつきません。 廃用身身体の自由を失い、何の楽しみもないなかで生きていくことは命を失うことより辛いのではないか。そうまでして生きることに意味はあるのか。 “思ってはいけない”そんなふうに追いやっていた考えが、この映画を受け止めた今、自分のなかでたくさんの感情になって溢れています。
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いつか自分にも来るであろう現実と向き合う
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