松本穂香「正解はないと思い知らされた」。痛みを知らない子供と更生施設を描く映画『四月の余白』の衝撃
数々の映画やドラマに出演している女優の松本穂香さん。大の映画好きでもあるという松本さんが人の痛みや常識を理解できない少年たちと、彼らに真正面から向き合い続ける大人たちを描いた『四月の余白』について語ります。

今回、わたしがご紹介させていただくのは、吉田恵輔監督の映画『四月の余白』です。
学校でも家庭でもさまざまな問題を起こし続けていた澤海斗(上坂隼人)は、担任教師・冬子(夏帆)の勧めで、全寮制更生施設「みらいの里」に入ることになる。
理解を超えた行動を起こし続ける海斗に誰もが諦めの視線を向けるなか、寮長の西健吾(一ノ瀬ワタル)だけは彼の更生を信じ続けていた。

エンドロールが流れるなか、「どうすればいいのか」、漠然とその言葉だけが浮かび続けました。
暴力、いじめ、教育現場のリアル。人を傷つけることはいけないこと。どうして人を傷つけてはいけないのか。人を殴っても自分は痛みを感じないという子供に、私たち大人はどう向き合っていけばいいのか。
と同時に“やられた”側の気持ちも描かれていることで、ここに正解はないのだと思い知らされました。私たちは向き合い続け、考え続けなければいけないのだと。

松本穂香
理解を超える行動の問題児を信じ続ける寮長
私たち大人はどう向き合うべきか?

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