ぜひシリーズ化して!『VIVANT』に次ぐ“民放2位”の好視聴率ドラマ。続編に立ちはだかる「大きな壁」は
今クールの話題を席巻しているドラマと言えば『VIVANT』(TBS系)が挙げられる。ビデオリサーチの調査によれば、8月31日~9月6日の番組平均世帯視聴率(関東地区)は同作が17.1%とドラマの中でトップだった。
連続ドラマで言えば『VIVANT』に次いでNHK総合の『風、薫る』、『豊臣兄弟』が続くが、その後ろにランクインしているのが『大空港~GATE24~』(テレビ朝日系)で、話題作の『Tシャツが乾くまで』(TBS系)を上回る。世帯視聴率は9.9%で、もちろんサブスクなどの見逃し配信を加味する必要もあるが、少なくともリアルタイム視聴でいえば、民放の夏ドラマでは『VIVANT』に次ぐ視聴率を記録している。
正直、放送前はそこまで注目度が高かったとは言い難い。なぜ『大空港~GATE24~』は視聴率を獲得できているのかを考えたい。
※本記事は、第7話までのネタバレと最終話の予告内容を含みます。
密輸やテロなど巧妙化する国際犯罪に対応するため、入管や税関が縦割りで対応する現状の解消を目指して発足された新設部署「GATE24」という架空の部署が舞台の本作。日々、国の安全を守るため、入国者や持ち込まれる物品をさまざまな角度から審査していく税関職員の主人公・森万智(趣里)たちの奮闘を描いたドラマだ。
本作の見どころのひとつが、万智を取り巻く魅力的な男性キャストである。まず眞栄田郷敦が演じる早見圭一郎。クールで理論派の入国審査官で、「GATE24」の他の職員と連携することを嫌い、何かトラブルが発生しても、“It’s not my call(私には関係ない)”と我関せずな姿勢を貫いてきた。
早見といがみ合うシーンも珍しくない、板垣李光人演じる税関職員・松山篤志も目を引く。クールな早見とは対照的に、どこか愛嬌のあるかわいい系。ただ、5話で、来日した翌日に殺害された女子大学生・アミタ・バラッド(赤司ステファニー)のスマートフォンの中に松山が写っている写真が見つかり、殺人事件への関与を疑われる。
魅力的な男性キャラクターたち
“嫌味なやつ”ではあるが、徐々に万智たちと打ち解けていく様子はとても良い。感情の起伏もなく淡々としている印象ではあるが、仕事に対する熱意がしっかりあるのもさらに良い。また、センターパートにしており、右の眉毛にさりげなくかかっている前髪も本当に良い。早見の魅力を引き出す、キャラクターデザインになっている。
『踊る大捜査線』の室井さんを重ねたくなる
執拗に松山を追い詰める警視庁捜査一課の西田(内村遥)に「『ようこそ日本へ』、そう言って俺は、アミタさんをこの国に迎え入れた。でも、その後にすぐ、彼女はこの国の人間に命を奪われた。それが、どれだけ悔やまれることか、アンタにわかるか」と咆哮。早見同様に仕事に熱い気持ちを持っており、その思いの太さが見た目とのギャップも相まってより魅力的に映る。 タイプが異なる2人のイケメンだけでなく、万智たちの上司にあたる首席審査官・深澤然役の柳葉敏郎も存在感を発揮している。6話で、警部補・中塚哲三(嘉島陸)の話を聞いている際、両肘をテーブルにつけ、両手を結んでただただ黙って座っている姿など、『踊る大捜査線』の“室井さん”を重ねたくなる瞬間も少なくない。『踊る~』シリーズを見ていた人からすれば、その既視感にテンションが上がる。











