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『Tシャツが乾くまで』高橋文哉はなぜイライラしていたのか? 最終話で明かされた「夫婦2人が好きだから」という本音

 ネット上での考察が白熱したドラマ『Tシャツが乾くまで』(TBS系)の最終話が、2026年9月11日に放送されたが、放送後もいろいろと考察が可能な作品だった。  もっぱら、2組の夫婦の疑心が主な対象になるかと思うのだが、その外側にいるカフェ店員・矢野直人がやけにイライラしていたことがどうも気になる。矢野直人役は、高橋文哉が演じていた。  最近の高橋は、キャラクターの二面性を演じることが多い。2023年の恋愛映画初主演作でさえ、彼はヒロインにいらつくイライラ男子を演じていたくらいだ。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

高橋文哉演じる直人は、なぜイライラしていたのか?

 生方美久脚本ドラマ『Tシャツが乾くまで』放送中、ネット上ではさまざまな考察や議論が展開されたが、1つ気になることがあった。昔から失踪癖がある夫・瀬尾充(松山ケンイチ)が営むカフェの店員である矢野直人は、充が失踪してからというもの、なぜイライラし続けていたのか?  一見、直人はさわやかな人物であり、高橋文哉が演じることでよりチャーミングな印象が際立っていた。それがどうしたものか、第2話時点でどうやら充の妻・瀬尾咲子(蒼井優)に密かな恋心を寄せているらしいことがわかった途端、直人はあからさまに嫌な奴に豹変する。  問題の場面は、不倫という2文字が物語に浮上し始めた、その第2話にある。自分も不倫されていたのではないかと疑心暗鬼になった園田樹生(中島歩)が、カフェを再訪する。直人は、勤務中の充が咲子の愚痴をこぼしていたと、嘘の証言をしていた。樹生はそのことに気づいたからだ。

キャラクターの二面性を演じる時期

 では、直人はなぜ嘘をついていたのか。直人は「羨ましいし、憎たらしいし」と答えた。すると樹生が「羨ましいと憎たらしいが同居した感情」は「嫉妬」だと言う。そこから直人は攻撃的になる。  樹生が「既婚者に片想いこじらせてるからって八つ当たりすんなよ」と声をあらげ、直人も「不倫されたからって八つ当たりすんなよ」と応戦する。  以降、彼はただイライラしてやり過ごすしかないように見えた。その後、直人が失踪中の充と連絡を取り合っていたことが明かされるのだが、彼が嘘をついていた理由はなんとなくわかっても、やっぱりイライラしていたことについては釈然としない。  第5話ラスト、充がふらっと帰ってくる。すると咲子が逆に身をくらます展開となり、彼女のことをよく知る人々がカフェに集まる第8話の場面では、またしても直人が樹生に「急にそっちに媚びんなよ」とかみつく小競り合いがある。  何だか棚上げされてしまった直人の感情をうまく表現し続ける高橋文哉は、俳優としてのキャリア上、キャラクターの二面性を率先して演じる時期にあるのかもしれない。
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恋愛映画初主演作でもイライラ男子を演じていた
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