46歳で急死した女性シンガー、ドロレス。代表曲は「生茶」CMでもおなじみ
世界的人気バンド「クランベリーズ」のリードボーカル、ドロレス・オリオーダンが亡くなった。46歳だった。
ロンドンにて短期のレコーディングをしていたドロレスだが、1月15日(月)に帰らぬ人となったこと以外、詳細については現在のところ明らかにはなっていない。
今回の訃報について、ドロレスの広報は次のような声明を発表した。
「アイルランド、そして世界のシンガー、ドロレス・オリオーダンが今日突然の死を迎えました。46歳でした。ロンドンで短期のレコーディング中でした。現時点でこれ以上の詳細は控えさせていただきます」と発表している。
また、家族ぐるみの友人で1994年、ティペラリー州でのドロレスの結婚式で神父を務めたキャノン・リアム・マクナマラ氏は、彼女の出身地でもあるアイルランド、リムリックの地元紙にこう話している。
「家族にお悔やみ申し上げます。ドロレスは彼らの誇り、そして喜びでありました。私たちは彼女を心底愛していたのです。ドロレスは順調に人生を送っていました。なのに今日あまりに早く旅立ってしまったことが残念でなりません。家族のみなさんはドロレスのために献身し、あらゆるサポートをしていました」
母国アイルランドはもちろん、世界的な人気を博したクランベリーズだが、日本ではバンドそのものの知名度はそこまで高くなかったかもしれない。しかし代表曲である「ドリームス」は、キリン「生茶」などのCMで使われていたので、誰でもきっと一度は聞いたことがあるはずだ。
映画好きの人であれば、アメリカ映画『ユー・ガット・メール』の主題歌として、また香港映画『恋する惑星』で流れていた同曲のカバー「夢中人」のメロディーを思いだすのではないだろうか。この曲以外にも、1994年のセカンドアルバム『ノー・ニード・トゥ・アーギュ』が世界規模でヒット、収録の自国への反戦歌『ゾンビ』も話題となった。
その後5枚のアルバムを発表、昨年に7作目となる『サムシング・エルス』をリリースしたものの、ドロレスの健康上の理由でツアーをキャンセルしていた。
クランベリーズの他にD.A.R.K.でもフロントを務めていたドロシーだが、2014年には20年付き添ったデュラン・デュランの元ツアーマネージャーで夫のドン・バートンと別れていた。ドンとの間には3人の子供もいる。
また、ドロレスは生前ヨハネ・パウロ2世や現ローマ教皇に謁見、ヴァチカンでパフォーマンスを行うなど、カトリック教徒として育ち、その信仰を生涯持ち続けていたことでも知られていた。
<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

ドロレス・オリオーダン


