マズ飯なんてとんでもない!ロンドンの最新美食レポート【後編】

偏見持って、ごめんなさい。 日本の梅雨を避けるべく、爽やか初夏のイギリスに行って参りました。目的は、食文化のリサーチ。いつ、どこで教えこまれたのかわかりませんが、私が抱くイギリス料理の印象は、「マズ飯」。伝統あっても美食なし。しかしそれは、自分が恥ずかしくなるほどの大きな間違いでした。 ⇒【前半】はこちら

大人だから楽しめる「おしゃれモロッコ料理」

 ロンドンは、中東料理(レバノン料理、イラン料理など)のレストランが豊富。その中で、観光で疲れた心身を癒してくれる大人可愛いお店がコチラ。優雅なリージェントストリートを一本入ったところにある「momo」です。 momo おしゃれなモロッコ家具に囲まれた空間は、大人の隠れ家的。王道メニューのタジン料理やクスクスを楽しむのも良し、ティータイム時に珍しいモロッコ菓子にトライするのも面白いでしょう。 momoのメニュー【お店情報】momo http://momoresto.com/restaurant/london/momo/

ケバブを超える「本格ギリシャ料理」

 ハイドパークの北側に位置する閑静なエリアで、連日賑わうお店を発見しました。その名は、本場の味にこだわるギリシャ料理レストラン「HALEPI」。 HALEPI(店内の様子)「ケバブなんてありふれたメニューを頼むな!」と言われてオススメされたのが、「Klefticon」というラム料理。マリネしたビックサイズの骨付きラムをじっくりオーブンで焼いたものですが、ただただ美味しくて、1人でペロリと食べてしまいました。骨まわりのコラーゲンがたまりません。その他、ナスや牛肉、ジャンボエビの料理も魅力的。ロンドンだと、こんなに本格的なものが、気軽に食べられるのか……。羨ましいこと限りなしです! Klefticon(ラム料理)【お店情報】HALEPI http://halepi-restaurant.co.uk/ <TEXT, PHOTO/料理研究家・スギ アカツキ> 【スギアカツキ】 東大卒の料理研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で長寿美容食の研究をはじめる。料理のモットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ