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朝からお笑いは「しんどい」?『ラヴィット!』激変に賛否…それでも“変えるしかなかった”理由

 朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS系、月曜~金曜あさ8時~)がこの春から大幅リニューアルされたことに、視聴者の間で波紋が広がっている。これまでは芸人たちの出演が目立ち、深夜のバラエティ番組のようなゲームコーナーや、芸人同士の内輪ノリに近いトークなどが多かった。
『ラヴィット!』

画像:TBSテレビ『ラヴィット!』公式サイトより

 しかし、6年目に突入した3月30日からはシーズンレギュラーとして、月曜日に白石美帆、火曜日に髙木菜那、水曜日にM!LK・塩﨑太智と曽野舜太、木曜日に風間俊介、金曜日に柳原可奈子が加入した。レギュラー陣の年齢層は若干高くなり、芸人の濃度は薄まった印象だ。  実際、話題のスポットの中継コーナーなどが番組内で始まるなど、内容も“お笑い色”が落ち着いており、昼間の情報番組の様相だ。以前のようなワチャワチャ感はなくなり、そのことを嘆く視聴者の声はSNSで散見されている。

「バズる」のに「見られない」というねじれ

 とはいえ、リニューアルに踏み切ったことに驚きはない。『ラヴィット!』はこれまで、世帯視聴率は2%台中盤、個人視聴率は1%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、同時間帯に放送されている番組の中では低水準にとどまっている。  SNSでは、その日の『ラヴィット!』内で盛り上がったやり取りの画像を4コマ風にまとめた投稿などが、タイムラインで頻繁に見かけられる。しかし、SNSでの盛り上がりに対し、リアルタイム視聴にはそこまで結びついていなかったようだ。

「お笑い通」には愛されていたけど

 視聴率がふるわなかった要因として、やはりお笑い色が強かったことが挙げられる。『ラヴィット!』では、前日に開催されたお笑いの賞レースで活躍した芸人が翌日に出演するケースが多い。さらには、ゴールデン番組ではあまりなじみのないニッチな芸人が登場するなど、お笑い通が歓喜するキャスティングが珍しくない。  1月13日に放送された『大悟の芸人領収書』(日本テレビ系)で、ダウ90000の蓮見翔が出演し、「お笑いはそんなに流行っていない」と発言して物議をかもした。『M-1グランプリ』(テレビ朝日系・ABCテレビ)は毎年の世帯視聴率が関東地区で20%近く、関西地区では20%台を獲得するなど、一見お笑いは流行っているイメージが強い。だからこそ蓮見の発言は的外れに思われる。  しかし、「賞レースの決勝進出者で、ある程度知名度のある芸人でも、単独ライブのチケットが売れずに困っている」というケースは少なくない。結局のところ、蓮見の言う通り、お笑いが世間で流行ってはおらず、その証左としての“芸人中心の『ラヴィット!』”の低視聴率だったのではないか。
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