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そば+ラー油!行列ができる「港屋」のビックリ「肉そば」を作ってみた

 ハマる、ニュースタイル蕎麦。
肉ソバ(写真1)

家で作った肉そば

 新米に続き、「新蕎麦(そば)」の季節がやってきました。蕎麦といえば、そばつゆに天ぷら、とろろ、カマボコ、ネギ。カレー南蛮あたりが定番でしょうか。実は最近、新しいタイプの「蕎麦」が話題になっています。発祥は、虎ノ門ヒルズのふもとに店を構える、ちょっとおしゃれな立ち食いそば「そば処港屋(みなとや)」。マンガ『社長 島耕作』に登場し、グルメな芸能人・モデルが通うことでも有名となり、今や連日大行列に。さて、一体どんな蕎麦なのでしょうか。

ラー油の効いたつゆで食べる「肉そば」

 港屋が誇る蕎麦とは、「肉そば」。メニューは2つで、「温かい鶏そば」、「冷たい肉そば(豚)」がありますが、どちらもボリューム満点。  コシのある太そばを、ラー油の効いた濃いめのつゆにつけていただきます。つゆのトッピングには生卵と揚げ玉が置いてあり、好きなタイミングでまろやかな味わいを楽しむことが可能。これは、ラーメンで言う「つけ麺スタイル」でしょうか。  ラーメンほどギトギト油っこくないため、男性のみならず女性も、この新しく力強い美味しさにハマってしまうんだとか。確かに気持ちはわかります!  そしてこの肉そば、他店でも広がりを見せ、都内ではジワジワ「肉そばブーム」が到来中。しかし、まだまだ食べられるお店は少ないため、ここで、自宅で簡単に作れるレシピをご紹介してみたいと思います。 ※そば処港屋 東京都港区西新橋3-1-10 03-5777-6921

家でも作れる辛旨「肉そば」の作り方

 それでは、「豚肉を使った肉そば」を作ってみましょう。特別な材料は何もいりません。蕎麦は生麺でも乾麺でも良く、そばつゆは、こっくり甘めが相性良し。お家用に若干ヘルシーに仕上げていますが、こってりボリューミーなテイストがお好みの方は、豚肉をばら肉にする、揚げ玉やラー油をたっぷり入れる、蕎麦や肉を倍量にするなどご自由に! 【材料(2人分)】 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=146985 肉ソバ材料蕎麦 2人分 豚薄切り肉(ばら肉、肩ロースなど) 200g しょうゆ 大さじ1.5 砂糖 大さじ1 酒 大さじ1 ネギ 1/2本 そばつゆ(ストレート) 2人分 ラー油 お好み量 きざみのり 適宜 揚げ玉 適宜 すりごま 適宜 生卵 2個 【作り方】 (1)甘辛豚を作る 甘辛豚 小鍋に豚肉を1枚ずつはがして入れ、しょうゆ、砂糖、酒を加えて火にかける。時々混ぜながら、弱火で5分ほど煮詰め、汁がなくなればOK。味が馴染むよう、皿に移しておく。より美味しく仕上げたい人は、あらかじめ豚肉を湯通しして、アクを取ってから煮る。 (2)ネギを切って蕎麦をゆでる  ネギは細く斜めに刻み、さっと水洗いしてキッチンペーパーで水分をしっかり取っておく。蕎麦は表示時間通りにゆでて流水で洗い、ザルに揚げる。 (3)タレを作る 生卵 揚げ玉 ラー油 美味しさのポイントはタレにあり。まずは、そばつゆにラー油をお好み量たらし、食べ進めながら、生卵や揚げ玉をトッピングしていくと良い。もちろん最初から調合してもOK。タレは温かくしても美味しい。 (4)盛り付け ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=146987 肉ソバ(写真2) うつわに蕎麦、甘辛豚、すりごま、ネギ、きざみのりの順に盛り付ける。タレを添えれば完成!  これぞ新しい蕎麦の楽しみ方。本家の行列に並ぶのも良いですが、気軽に自宅で試してみるのもオススメです! <TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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