甘柿と渋柿はどう違う?柿7品種をイッキに食べ比べ

 柿を制して、秋冬を制す。

 肌の乾燥や風邪が気になる季節になりました。手洗い・うがいに次ぎ、誰でもできるカンタンな食事対策としてオススメしたいのが、旬果の「柿」。しかし、スーパーに行くと、聞いたことのない品種がたくさん並んでいて、一体どれが美味しいのか迷ってしまいます。

甘柿と渋柿はどう違う?柿7品種をイッキに食べ比べ そこで今回は、「柿」を知って、この秋冬を元気に過ごしましょうというお話。嬉しい健康・美容効果や、品種による味の違いをご紹介したいと思います。

やっぱりスゴイ健康・美容フルーツだった!



 ちょっぴり古風なイメージの柿ですが、実はこれからの時期、積極的に食べたい果物なのです。

1.かぜ対策
柿1個(大)で1日分のビタミンCが摂取可能。免疫力を高めて風邪を予防してくれるため、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われている。

2.美容効果(美肌・むくみ防止など)
一言で言うなら、「イチゴとミカンのいいとこ取り」。美白・美肌を導くビタミンCの他、抗酸化作用の強いカロテン(ビタミンA)、むくみ防止につながるカリウム、便秘解消の食物繊維が豊富。

3.二日酔い防止
渋み成分「タンニン」には、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドに反応して体外に排出する作用がある。また、果糖のエネルギーも合わさり、症状を緩和してくれる。

 ただし、冷え性、貧血気味の方は食べ過ぎ禁物。1日1個までを目安にしましょう。

食べ比べで判明。品種によって味は千差万別!



 柿には、「甘柿」と「渋柿」があるってご存知でしょうか? 甘柿は、渋柿の突然変異によってできた日本特産の品種。熟すにつれて自然と渋みが抜け、甘みが強くなっていきます。他方、渋柿は、果実が熟しても果肉が硬いうちは渋が残るため、炭酸ガスなどによって人工的に「渋抜き(脱渋)」が必要です。

 大事なのは、食べた時のお味。そこで、実際どれだけ違うのか、近所に出回っていた7品種をそろえて食べ比べをしてみました。すると、品種によってこんなにも違うのか!と驚きの結果に。ちょっとしたポイントをおさえれば、自分好みの柿選びができてしまいます。

 結論から先に言えば、食感なら「次郎」、濃厚さなら「富有」、甘さなら「紀の川」、香りなら「西条」といったところでしょうか。

(1)甘柿食べ比べ



左から次郎、富有、太秋

左から次郎、富有、太秋

●次郎
170年前に松本治郎吉が静岡で発見。発見者の名前から「治郎柿」→「次郎柿」となった。歯ごたえのある硬い食感と果汁の少なさが特徴。カリカリサクサク感と自然な甘さが好きな方、柔らかいのがダメな方にはオススメ。

●富有
岐阜県が発祥の完全甘柿(種ができてもできなくても甘くなるもの)。とろけるような柔らかさと、濃厚な甘みが印象的で、完熟したものはスイーツ感たっぷり。柿の中では最もメジャーな品種。

●太秋
富有柿をベースに次郎と興津15号を掛け合わせた新品種。梨のようなサクサク感が特徴。キメ細かい果肉感と程よい甘さは、ついつい手が出る食べやすさが魅力。

(2)渋柿食べ比べ



左から、ばってん甘柿、クイーンパーシモン、紀の川

左から、ばってん甘柿、クイーンパーシモン、紀の川

 実は上記3つは、同じ「平核無(ひらたねなし)」。産地や渋抜きの方法によって違いが出てくることがわかりました。

●ばってん甘柿
熊本特産。甘柿よりも甘く、軟化しにくいのが特徴だが、確かに甘みは強いものの、少し野性的なお味。たまたまなのか、若干渋さを感じる部分も。

●クイーンパーシモン
和歌山特産の特大柿。甘み、サクサク感、果汁感が程良くあり、クセのない優等生タイプ。

●紀の川
樹で完熟させた平核無柿を、そのまま渋抜きする方法で、手間暇かけて栽培したもの。タンニンが固形化するので黒い果肉となる。黒蜜のような強い甘さと濃厚さは、「熟柿」にしかないポイント。

西条柿

西条柿

●西条柿
広島を中心とした中国地方で栽培される歴史の長い品種。上品な甘さと舌触りが魅力とのことだが、一口食べて、際立つ香りの良さに感動。他品種とは別モノの風格。

 さあ、これからシーズン真っ盛り。いろんな柿を食べて、風邪知らずの毎日を過ごしましょう!

<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>

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◆スギアカツキ

東京大学卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で長寿美容食の研究をはじめる。料理のモットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。

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