<梅雨も明け、サマーセールも活発になってくるこの時期。友人とのショッピングを楽しんでいるとき、ついつい気になってしまう買い物にかける時間の違い。早買い派と遅買い派、買い物上手はどちらなのでしょうか? 多くの女性の買い物を見てきた、イメージコンサルタントの工藤亮子さんに聞いてみました>
ウィンドウショッピングやぶらっとショッピングする時間は楽しいものです。ただし、「結局何も買わなかった……」「良いものが見つからなかった……」ということも多いのではないでしょうか?
私が行っているショッピング同行というサービスは、一緒にショッピングに行ってアドバイスをするというだけではなく、お客様のサイズ、好み、なりたいイメージを考慮し、アイテムを事前に選んでおきます。そして、予算に合わせて、当日試着してご購入を決められるというもの。購入を希望されない場合は、購入しなくてもよいシステムです。
2時間のショッピングに対して、事前下見にかける時間は、約2~4時間程。そして、当日一緒にショッピングに行くと、買うか買わないか、候補として残しておくか候補外とするか、そのスピードも人によって様々です。そこにある法則性を見つけました。
決定までの時間は早い人は、良く言えば、決断が早い人。サバサバとした男前な気質の人が多く、悪く言えば、ショッピング以外の何事においても効率が全てでせっかちな傾向にあります。
「ショッピングにかける時間が勿体なく感じて、
試着をせずに購入することがほとんどでした。出かける時間も惜しいので、通販で買い物をすることも多かったのですが、サイズが合わない、想像していたものと違う、等失敗も多く、結局着ない洋服が沢山あることに気がつきました。言われるまで意識したことはあまりなかったのですが、何事も白黒つけたい性格です。そのため、実はチャンスを逃していることもあるのかも……」(36歳・女性・外資系金融)
洋服の合う、合わないかはサイズに大きく影響されます。私たちの体は凹凸のある立体です。平面で見て想像するのと「あれ? 違った!」ということはよくあること。何はともあれ、「試着」が重要。「試着なし」=「食わず嫌い」になっていませんか? せっかちな面を見直したい方は、
いつもよりもう1アイテム試着を増やしてみるといいですよ。
一方、ゆっくり時間をかけて考える人は、良く言えば、女性らしく、繊細な性格。悪く言えば、優柔不断な一面が垣間見えます。
「ショッピングに出かけても、なかなか決められません。あれもこれも良く見えて、結局決められずに何も買わずに帰ることになることがよくありました。
何時間も歩いて、結局疲れただけ。まだ見ぬ掘り出しモノがあるのではないか、と思ってしまうんです。」(33歳・女性・商社)
ショッピング同行でご一緒した際に「もっと店内を見てまわりたい!」という方もいらっしゃいます。その際は自由に見ていただきますが、
最初に試着したものを購入されることがほとんどです。悩んでいる時間に他の人が買ってしまうということもあるので、最後の1点モノなどの場合は、諦めるほかありません。優柔不断な面を見直したい方は、
悩む時間を5分短縮してみるといいですよ。
1、好きかどうか
2、似合うかどうか
3、悩みを補正してくれるかどうか
4、なりたいイメージに合っているかどうか
ショッピングの早さは、普段の思考のクセや決断までの時間が表れます。まずは、買いたいアイテムをピックアップすること、そして
「今日は買い物に60分かけよう。」など時間を決めて出かけて、その時間内に見つけられない場合は
出直す潔さを持ちましょう。

【工藤亮子】
イメージコンサルティングオフィス「Dear Image」代表。内面と「外面が放つ印象」とをリンクさせ、個人及び企業の対外的イメージに関する問題解決に取り組んでいる。魅力を引き出し、想いをカタチにするためのイメージ戦略には定評がある。イメージコンサルタント養成講座も開催している。
ブログ:
http://ameblo.jp/dearimage/