誰もがしているのに、誰も語らない「女性のひとりH」。ですが、その感覚は変わってきているようです。きっかけの一つは、今年3月で発売から2周年を迎えた、女性向けアダルトグッズ「iroha」。そのオシャレなデザインで瞬く間にヒット商品となり、これで“グッズ・デビュー”した女性も多いとか。 　なぜグッズを買い、どのように使っているの？イマドキ女性の「ひとりH」事情とは？ そこでiroha体験者3人にインタビューしてみました。まずもって、3人ともオープンに語ってくれたことにビックリ。時代の変化を実感しました――。 ※現在のラインナップは、ローター「iroha」、手の平サイズのミニローター「iroha mini」、そして細長くしなったバイブ型の「iroha FIT」の3シリーズ ■1人目…A子さん(26歳・出版)のケース 持っているのは、iroha（ゆきだるま）、iroha mini、iroha FIT（みかづき、みなもづき） ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=246032 ●購入した動機、きっかけは？ 　2年ほど前、私が働いている雑誌の企画で女子のマスターベーションを取り上げることになり、ちょうど発売されたばかりだったirohaの開発者に取材を申し込んだことがきっかけで「iroha ゆきだるま」を購入しました。 　もともと中学1年生ぐらいから、電動歯ブラシやシャワーの水流を使ってマスターベーションしていたのですが、親バレが怖くてアダルトグッズは買ったことがありませんでした。でも、社会人になり一人暮らしを始めていたので、試してみようと思ったんです。 ●どういうシチュエーションで使っていますか？ 　ほぼ毎晩、寝る前に使用しています。ベッドに入って、スマホでエロマンガを読みながらirohaをサッと当てがい、余韻に浸りながら寝てしまいます。 ●使ってみた感想は？ 　電動歯ブラシやシャワーと比べ、振動の強さを調整できるのが画期的だと思いました。エロマンガの導入部は振動を弱めにしておいて、本番シーンになったら振動を強めて使っています。 　ちなみに電動歯ブラシは、歯ブラシをはめる細い金属の棒の部分をバイブ代わりに使っていたのですが、じかに当てるとかなり痛く、パンツ越しに当てて使ってました。irohaより振動は強力でしたが、細いので面で当てることができないのが難点でしたね。irohaのほうがやっぱり気持ちいいです。 「iroha FIT」は当てることも挿入することもできるので、刺激に変化をつけられるところが魅力的。でも、一番のお気に入りは、より振動を強くできる気がする「iroha ゆきだるま」です。 　デザイン的に部屋に置いておける、水で洗うだけでキレイになる、充電が早い、充電が長持ちするなど、いつでも気軽に使える点も重宝しています。 ●使うことに抵抗感はなかった？ 　特にありませんでした。むしろ、家族共用の電動歯ブラシを使っていたときの罪悪感から解放され、堂々とマスターベーションを楽しんでます。 ●自分に何か変化はありましたか？ 　irohaが広く世間に認知されているので、オナニーしていると周囲に打ち明けられるようになりました。それまでは恥ずかしくて言えませんでしたが……。 　たとえば、irohaの雑誌記事を担当していた流れで、同じ部署の男性に「おまえもオナニーするの？」と聞かれたので、「当たり前ですよ」と答えたら、社内だけでなく外部との飲み会でも「この人、オナニー狂いなんですよ」と紹介されるようになっちゃって。いまや周囲に「オナニーマシーン」と呼ばれています(笑)。 　ただ、あまりにも手軽にマスターベーションできるので、毎晩するのが当たり前になってしまって。「やりすぎかも？」と、最近ちょっと不安になってます(笑)。 取材協力／iroha http://iroha-tenga.com/ ⇒【中編】「B美さんのケース・大学生の頃、ローターにめざめた」に続く http://joshi-spa.jp/245878 ＜TEXT／持丸知乃＞