火炎瓶を投げた男を目撃!現場にいたマンガ家が語る恐怖【杉並・サンバ祭り火炎瓶事件】
「サンバ祭りの列を追っていたら、斧みたいな形状のものが上から飛んできたんです。放物線のもとをたどったら、アパートの3階のベランダに上半身裸のおじさんがいました。目がヤバかったです」
そう語るのは、昨夜、東京・杉並区の商店街で起きた「サンバ祭り火炎瓶事件」の現場にいた漫画家の堀道広さん(41歳)。
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8月7日(日)の19時半頃、京王井の頭線の富士見ヶ丘駅前の商店街で、南から北に向けてサンバ祭りの列が行進していたところ、住宅3階付近から火炎瓶のようなもの(ボンベとビンを合体させたもの)が列に向かって投げられ、1歳の女の子を含む15人が火傷などの怪我を負った同事件。容疑者の男性(68歳)は住宅3階で首吊り自殺を図り、本日未明、搬送先の病院で死亡しました。
妻と子と3人でサンバの列に参加していた堀さんは、事件の一部始終を目撃していました。火炎瓶のようなものは計5回ほど投げられ、最初の2発は「不発」だったそう。
※堀さんがTwitterで投稿した犯人のアパートの外観写真
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親子のあいだに“火炎瓶”が
「3階にいたおじさんは社会に対して悪意をもっているような表情をしていたので、直感的にあぶないと思いました。でも、1発目のときは周りで気づいている人も少なく、みな無反応でした。 1分後、列が動いてそのおじさんの家の前くらいにきた時に、僕から5メートルくらいのところに2発目が落ちてきたんです。よく見たら、ボンベにビンがくっついたようなものでした」 幸い2発目もビンが割れず火は上がりませんでしたが、「近づいたらヤバいやつだ」と思った堀さんは、「何、何?」と近づこうとする人たちを「ダメダメダメ!」と止めていたそう。そのすぐあとに、堀さんとその2メートルほど前にいた妻子とのあいだに3発目が飛んできたのです。 「ビンが割れて火が上がると、僕たちよりその近くにいた別の子供の髪の毛やおばあさんの足が燃えはじめ、みな地面をゴロゴロと転がったりしていました。正直、2発目までは、もしかしたらイベントの演出かもと思ってたんです。でも燃えている人たちを見て、あ、やっぱり違うんだなって。頭が追いつかず、恐怖よりもそんなことばかり考えていました」 でも、数秒後、我に返った堀さんは、妻と子を連れてなるべく現場から離れたそう。 「とにかく、あのおじさんの射程範囲から逃げなければと思いました。現場から離れると、自分の足が震えていることに気づきました。そこで初めて恐怖を感じたんです。広島の原爆の日が近かったこともあって、現場の光景が爆撃の被害にあった人たちのイメージと重なりました。戦争が起きたらこんな感じなのかもしれないって」 その後、人の列は火が上がった場所を中心に輪を描くように空間ができ、4発目、5発目は誰もいない輪の中に投げ込まれ、それ以上の怪我人は出なかったようです。「4発目以降は、もはや人を狙う気がないようにも見えました」と振り返る堀さん。 現場にいながらも運よく被害を免れた堀さんですが、実は彼、これまでも世間を賑わす事件に巻き込まれていたのです。この部屋のやつ pic.twitter.com/ZsDemRFJbY
— 堀道広 (@ookinaosewa) 2016年8月7日
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