年収800万円のエリートが、40代で時給900円のバイトに。つまずきの原因は…

 やっと景気が良くなってきたとはいえ、私たちの給料もどんどん上がるかというと……そう話は簡単ではない。特に、男性の給料はこの15年ダダ下がり中で、いまや男性の4人に1人が年収300万円以下。そこで、年収200万円台の40代男性に、その実情を取材してみた。

単身赴任で働きすぎ、39歳でうつ病に



佐野重文さん(仮名・47歳・年収210万円)のケース
(テーマパークのアルバイト、バツイチで子供1人、埼玉県在住)

 20~30代の頃、佐野重文さんの人生は、まさに順風満帆だった。大学を卒業後、群馬県の大手自動車メーカーに就職。学生時代から付き合っていた女性と結婚し、一人娘も誕生した。

年収800万円のエリートが、40代で時給900円のバイトに。つまづきの原因は…「最初の会社には13年間勤めていましたが、工場が九州に移転することになりまして。僕も妻も実家から離れたくなかったので、転職することを決意しました」

 偶然、佐野さんと同じ職種の人材を募集していた別の大手自動車メーカーが見つかり、彼は難なく転職することに成功。年収も倍近い800万円にアップした。

「新しい職場は神奈川県でしたが、すでに群馬県にマイホームを建てていたので、単身赴任で働き始めました。今思うと、これがよくなかったのかもしれませんね……」

 転職して4年。「多いときには月に120時間も残業していた」という日頃の無理がたたったのか、体調を崩した佐野さんは、医者にうつ病と診断されてしまう。それから3年が経ったが、治療がうまくいかず、佐野さんは42歳で退職せざるをえなくなった。

「しかも、心筋症も患ってしまったんです。さいわい手術をしてよくはなったんですが、妻も初期の乳がんで、『あなたの面倒を見る余裕がない』と言われちゃって」

 その後、群馬県で飲料メーカーの会社に就職するも、うつ病が再発。1年で会社を辞職する。それらの不運が重なって、佐野さんは妻と離婚をするハメに。慰謝料や娘の養育費は払えなかったので、マイホームを妻に譲り、現在は東京の某テーマパークでアルバイトをしながら、友人と同居している。

「もともと子供は好きだったので、仕事にやりがいは感じています。ただ、今の時給は900円。単身赴任中に遊んだお金や、引っ越し代などの借金が、まだ100万円くらい残っているので、正直、生活するのはかなり厳しいです」

 近々、愛娘が成人式を迎えるそうで、「プレゼントは贈れないかな」と、冗談めかして言う佐野さんだった。

 エリートだった男女が、坂道を転がり落ちるように苦境に陥る……そのきっかけが「過労によるうつ病」というパターンは、実は少なくない。月80時間以上の残業は、過労死ライン。働きすぎないようにしよう!

<PHOTO/Tom Wang>
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