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スカーフ1枚あれば、春先のおしゃれは完成。恋の小道具にも…

恋が始まるシーンの小道具にも

 先日、このスカーフを首に巻いて歩いていたら、知らない間に首からほどけて、落としてしまいました。自分では全く気が付かなかったのですけれども、落としたすぐ後に背後から「何か落としましたよ!」という声が聞こえました。  振り向いてみると、若い男性が私のスカーフを持って立っているではないですか。まるでドラマの恋が始まるシーンみたいに微笑みながら。  ドラマではないので恋は始まりませんでしたが、ああ、これはそういうときにも使える小道具なのだなと、感心することしきり。

本当に自分にぴったりなものは、あきらめなければきっと見つかる

 縁には三つ巻き縫いが施されたお上品なシルクのスカーフだけれども、カジュアルな雰囲気のバンダナ柄と、その大きさが幸いして、気軽に使えて万能、どんなときでも出番がある。  どこでも売っていて、誰もが持っていて、ずっと昔からあって、だけれども多くの人が実際には使っていないスカーフ。私にとってこのシルクバンダナスカーフが、持ってはいるけれどもほとんど使わない存在にならなかったのはどうしてなのでしょうか。  それはきっと、好きな素材と色柄も、自分が毎日どういうときにスカーフを使いたいかという目的も、自分の身長や体型もわかった上で、それにふさわしいものだけをただ探したからでしょう。流行っているからとか、誰かのお勧めで買っていたら、ほかの多くの人と同じように、タンスの奥深くに防虫剤と一緒に眠り姫のごとく眠るだけのスカーフになっていたかもしれません。 アイテム1 シルクバンダナスカーフ たくさん売っているけれども、本当に自分にぴったりなものは、ほんの少し。それに出会えるかどうかは、その人があきらめずに探し続けるかどうかにかかっています。  あきらめなければきっと見つかる。シルクバンダナスカーフは、こんなごく当たり前のことを私に教えてくれる、柔らかだけれども、頼もしいアイテムです。 <文/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に
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