セルフカラーで「脱・プリン髪」に挑戦、美容師に聞いた“失敗しないコツ”とは
ライターの高木沙織です。
筆者が暮らしている千葉県も4月7日に緊急事態宣言が発令され、外に出るのは食料品や生活用品の買い出しをするときのみ。という暮らしがもうすぐ3週間めを迎えようとしています。これまで当たり前のように出来ていたこと、行けていた場所のありがたみを切実に感じ始めてきました。
そのうちのひとつが、ヘアサロン。理美容業は休業要請の対象外となっていますが、大手を中心として休業している美容室も多くあります。営業しているところも、換気をする、距離を取るなど対策は行っているでしょうが、不要不急ではない場合、なるべく美容室は自粛したほうがよさそうな気もします。
そこで今回は、不器用でビビりな筆者がセルフカラーをしてみた感想をリポートしていきたいと思います。根元はプリン状態、色も抜けて明るくなりすぎた髪を見て……、「これはなんとかしなくては!」とセルフカラー剤を購入してみたものの、使用するかどうか迷って早2週間。ついに覚悟を決めました!
1か月半に一度はカット・カラーリング・トリートメントのためにヘアサロンへ足を運んでいた筆者。落ち着いたブラウン系のカラーやアッシュ系のカラーにしてもらうことが多いのですが、色が抜けやすくすぐに明るくなりすぎてしまう髪質です。それゆえ、髪が伸びてくると根元の黒さがとっても目立つ!
ちなみに、今はこんな感じ。カラーリング直後は、「ちょっと暗くしすぎたかな?」と思いましたが、今は明るめの黄色よりになってきています。
本当はそろそろヘアサロンへ行きたいところですが、今はグッと我慢。だけど、少しでもキレイにしておきたい……。
そこで、高校卒業以来のセルフカラーに挑戦しようというわけです。
今回使用したのは、「Liese 泡カラー(エアリーブラウン)」。
セルフカラーだなんてもう何十年もしたことがなく、かなりビビッていた筆者は長年担当してもらっている美容院「Laf from GARDEN(旧Ramie)」のマネージャー・加藤貴大さんにコツを伝授してもらい、意を決してトライ。
「ロングヘアの人は全体的に染まる量があるかチェックしてから購入しましょう。そして、泡は根元につけすぎないようにします。こめかみや生え際の薄い毛は明るくなりやすいので、この部分も少なめに塗布してください。逆に毛先は塗布量が少なくなりやすいと思うので、多めになるように意識するといいですよ。しっかりとかして、まんべんなく塗布量を乗せることもキレイに染めるポイントです」(加藤さん)
なるほど。では、スタートです(※使用前は必ずパッチテストをおこなうこと。説明書の注意点もよく読んでください)。
まず、1剤と2剤を混ぜ合わせます。
ここでは絶対にシャカシャカと振らないで! 使用時に泡状で出にくくなります。筆者はしょっぱなからやらかし、シャバシャバな液体が……。こうなってしまったら、容器を3~4回押してゆるい泡や液を捨てなくてはいけないそう、もったいない。
次は、平キャップを外してフォーマーキャップに付け替えます。付属の手袋を着けて、ボトルを押し泡をたっぷり出しましょう。
そうそう、手袋は付いていますがイヤーキャップやケープ、カラーリングキャップを用意しておくと汚れを防げて安心ですよ。

ここからは、乾いた髪につけてやさしくもみこみます。最初は頭頂部・分け目から。左右にザックリ分けて……根元にたくさんつかないよう……に……、これ難しいです。
表面だけにベタッと乗って、内側には塗布されていないし。内側に塗布しようとすると根元と頭皮に付いちゃう。しかも、当たり前ですが後頭部は見えない。ちょっと首を動かすと毛先のカラー剤が肌に付いてしまったり。セルフカラー、やはりレベルが高いです。
ですが、もう後には引けません。ある程度の失敗は仕方がないと腹をくくり説明書にあるとおりとにかく「たっぷり」塗布。いや、本来はもっとたっぷり・モコモコになるはず。
「大丈夫かな?」とカラーリングキャップをつけて25分放置し、洗い流したら終了!
仕上がりはどうでしょう? 色味はあまり変わりませんが、根元のプリンがキレイに染まっています。
一番気になっていた洗い流したあとのキシキシ感もさほどなく、満足度はかなり高い! これなら来月にもう一度使いたいかも、とかなり本気で思っています。
あとは、シャンプーの香りにこだわったのもよかったポイントのひとつです。使用中~待ち時間のカラー剤のニオイが気になってしまったから(個人の感想です)。
「ダイアンボヌール」は、透明感があるのに華やかさを感じさせるブルージャスミンの香り。洗っている最中も乾かしたあともこの香り。98%が天然由来成分なのに、ツヤ仕上げなところも今一番のお気に入りです。セルフカラーのあとのお楽しみ、といったところでしょうか。
「髪の毛、気になってきた」「だけど、ヘアサロンはしばらく自粛かな」という人もチラホラ増えてきているのではないでしょうか。
この記事がセルフカラーを考えている人の参考に少しでもなれば、幸いです。
【取材協力】
加藤貴大・・・『Laf from GARDEN(旧Ramie)』マネージャー
<文/高木沙織>
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高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi