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最強の肉体派俳優、実は一昨年「死にかけた」と明かす

 かつてボディビルダーとして活躍し、70代になってもその頑強な肉体をキープしているシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー(72)。昨年には、参加していたイベントで男から飛び蹴りを食らったものの全く動じることなく、それをものともしない超人ぶりが話題になった。そんな見るからに強靭なアーノルドだが、一昨年に受けた手術で「死にかけた」ことを明かした。

コロナ禍のなか卒業する学生たちに力強いメッセージ

アーノルド・シュワルツェネッガー

アーノルド・シュワルツェネッガー

 2020年度に大学を卒業する学生に向け、先ごろスピーチを行ったアーノルド。そのなかで、シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』の撮影に入る数か月前に、心臓の緊急手術を受けていたことを明らかにした。  2018年3月、心臓内の肺動脈弁置換手術のために手術台へ上がった際、内部出血が発見され、急遽開心術を受けることになったという。術後はリハビリを重ね、4か月後には『ターミネーター:ニュー・フェイト』の撮影を開始できるまでに回復したアーノルド。そのときの経験を引き合いに出し、コロナ禍で卒業する学生達に対し、「障害は克服できる」と激励の言葉を贈った。  アーノルドはインスタグラムにこう綴っている。 「コロナ禍の中、障害を乗り越えるべく、卒業生の君たちに僕のアドバイスを送る」 「新型コロナウイルスのせいで、君たちは卒業して、障害にあふれた世界へと向かうことになる。僕は、どれだけ成功していても、障害が常につきまとうことを君たちに知っていて欲しい。でも、それを克服し、目標に向かって突き進むことは出来る。『ターミネーター』の撮影が始まる4か月前、僕が心臓手術を受けて容態が急変したときの経験をお話したい。この困難な時期において、君たちにとって良い刺激になればと願っている」
 また同時に投稿した動画ではこう語っている。 「このウイルスが、君たちが直面する最後の障害にはならないと断言できる。でも、次なるものが来た時の準備にはなる」 「人生とはそういうものだ。何度も障害に直面し、克服する。君たちは一生を通して、目の前に立ちふさがる障害に直面するだろう」

「あのとき、もしかしたら死んでいたかも知れない」

 続いて、2018年に受けた手術での経験を明かしたアーノルド。当初はシンプルな処置で終わると思われていたが、事態が急変し、緊急手術を受けることになったという。もしその時に開心術を受けていなければ、死んでいたかもしれないと振り返る。  術後は、8月から始まる「ターミネーター」の撮影をみすえて、リハビリに励んだという。
「それを目標に定めた。小さな勝利を宣言することから始めたんだ。歩行器を使った最初の500歩に勝利を宣言。そして食欲が戻り、普通に食事が出来た時も勝利だ」  動画には、これまで公開されていなかったリハビリの様子などもおさめられている。術後にリハビリをするアーノルドは顔色も青白く、弱々しい様子で、いつも見ている“最強”なイメージからは程遠い。それでも、一歩一歩進みながら体調を取り戻し、映画の撮影ができるまでに快復することができた。アーノルドは当時を振り返りながら、こう続けた。 「どんなに成功していても、人生というのは障害物がつきものだ。僕の心臓手術や、いまの君たちがこの状況で卒業を迎えているようにね」 「しかし、僕が今話したように、自分が何をしたいのか、どんな人になりたいのか、明らかなビジョンを持っていれば、その全ての障害物を克服する方法を見つけることが出来るんだ」 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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