私の脳もだいぶ、まちがい慣れ、してきたので、次なる敵を倒すべく(?)「おなじのどれ!?」にチャレンジ。子供が大好きな「うんち」を選んでみました。表情豊かなうんちくんの仲間を、ひとつだけ探し出すのです。
スマートフォンで時間を計ろうと思ったら、わりとあっさりコンプリート。まちがい探しにも得意分野や苦手分野があるのでしょうか。それとも相性でしょうか。
答え
いくつかのまちがい探しに挑み、わかったことあります。
最初はイラッとするけれど、そのうち癖になるのです。短気で飽きっぽい性格をなおすのにいいかもしれない、とまちがい探しを見なおした私。たとえば大事なプレゼン前や、何か高度な仕事をやる前などに、まちがい探しをひとつやってみる、という使い方もいいかもしれません。脳の回路がパカッとひらいて、物事がスムーズに進行するような気がするのです。
本書には、各ページにまちがい探しのコツが記されていて、誰もが楽しくできるように工夫されています。観察力、集中力、思考力、忍耐力をつけるぞ!と気合を入れる前に、まちがい探しを全力で楽しむのが一番。夢中になっているうちに暇も潰せて、脳もグレードアップ。奥が深くてためになるのが、まちがい探しなのです。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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