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40歳主婦が初の1人暮らしに「快適すぎ!」。夫・子離れの楽しみとは

 子供がいると、なかなか自分の時間を持つことができませんが、ある程度の年齢になると急に時間に余裕ができたりするものです。 「一人息子は高校まで朝練のある運動部に所属していて、そのせいで毎朝4時過ぎには起きて弁当と朝食を作っていました。でも、3年前に卒業して、都内の大学に通いながらひとり暮らし。  しばらくはぽっかり穴が空いたような気分でしたけど、早起きしないで済むのはよかったかな。今は本当にラクなので息子には悪いけど、たまに顔を見せに戻ってくる程度でいいです(笑)」  そう本音を明かすのは、自身も現在は愛知県内のマンションでひとり暮らしだという宮村香菜さん(仮名・42歳/パート事務員)。40歳の時から、人生初のひとり暮らしを謳歌しています。 40歳初めてのひとり暮らし

アラフォーで初のひとり暮らし!

「主人も2年前から地方に単身赴任中。本当は来年の春には戻ってくる予定でしたが、『コロナの影響で赴任期間が伸びそう』って話していたので、もうしばらくは今の気ままな生活が続けられそうです」  20歳のときに5歳年上の夫と授かり婚。翌年、息子を出産し、当時通っていた大学も休学を経て中退することに。若くして結婚、出産を経験したため、育児に追われて同年代の女性のように友達と遊んだり、オシャレを楽しむこともできませんでした。 「後悔はしてないですけど、違う人生を歩んでいたかなって考えたことは何度もありました。高校はほぼ全員が大学を目指す進学校で、母親になったのは私が一番早かったけど、今はみんな子育てに苦労する中、私だけそこからすでに解放されたので。  だから、せめて主人が単身赴任から戻ってくるまでは、独身に戻った気分でやりたいことをしようと思ったんです」
宮村香菜さん(仮名・42歳/パート事務員)

宮村香菜さん(仮名・42歳/パート事務員)

 家族で住んでいるときは、夫の希望でずっと専業主婦だったため、まず始めたのは仕事。さらに以前から興味があったヨガやテニスなども習い始めます。 「子供は1人だったので養育費はそこまでかかっていませんし、幸いにもお互いの実家からの援助もあって経済面での不安はそれほどありません。だから、月9万円ほどあるパートの収入も自由に使うことができて、半分は貯金に回して残りは自分のお小遣い。  最近はコロナのせいでアルバイトの収入がなくなった息子の仕送りに充てましたが、それでも基本的には自分が好きに使えるお金なので。友達とランチをしたり、遊びに行くときは全部そこから出しています」

大学で勉強がしたい!

 ちなみに夫の単身赴任後にハマった趣味は旅行。もともと歴史に興味があって、寺社仏閣やお城などの古い建物が大好き。四国八十八カ所のお遍路(へんろ)めぐりも行っていたそうです。 「さすがに歩くのは大変なのでバスや電車を乗り継ぎながらですけど、これまで3回四国を訪れて40か所ほど回りました。今年に入ってからは一度も行けていませんが、自由に旅行できるような状態になったらお遍路の続きがしたいです。  本当は海外で遺跡巡りとかしたかったんですけど、さすがに海外は難しそうなのでしばらくは国内かなって。とりあえず、今の目標はお遍路の記念に集めている御朱印をコンプリートすることです(笑)」  そんな香菜さんには、趣味以外にもやりたいことがあるとか。 「大学にもう一度通うことです。正直、昔はそんなに勉強するのが好きではなく、漠然(ばくぜん)と将来のために進学しただけでした。けど、結局中退してしまい、この年になってきちんと勉強してみたいなって思うようになって。  ただ、将来のためというとりは自分の知的欲求のためだし、費用も高いから主人にはなかなか言い出せなくて。だから、学費分を貯めて外堀を埋めてから相談するつもりです」  進学や就職、結婚で子供が家を出てしまい、さみしさや喪失感に襲われる母親も少なくありません。だったら彼女のように第二の人生を楽しんだほうがいいかもしれないですね。 ―シリーズ「人生の転機で変わったもの、変わらなかったもの」― <文/トシタカマサ イラスト/ただりえこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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