さらに、ドラマ中の
トヨエツの笑顔はバリエーションが多いのもポイントです。
単なる笑顔なら多くの男性が見せてくれるかもしれないものですが、私たちは笑顔だけではいちいちときめきませんよね。では、なぜトヨエツの笑顔にはグラついてしまうかというと、彼の笑顔が“本物に見えるから”。

6月7日には豊川悦司と常盤貴子のリモート同窓会もParaviで配信された(C)TBS
本物に見える理由は、バリエーションがあるからでしょう。
バリエーションがあると笑顔が単なるポーズではない、心からのものに感じられるのです。単調な笑顔だとポーズかなと思ってしまうこともあるでしょうが、いろんな笑顔を見せてもらえると、その奥底にはいろんな感情や考えがあるのだろうと感じさせられます。
これこそが“イケメンあるある”かもしれず、いろんな思いの表現に笑顔が載って見えるだけ…ということもあるでしょうが、いずれにしても「トヨエツの表現力、凄いな」と感心します。
そのうえで、笑顔にバリエーションがあると彼の真意や背景を自然に推測したくなり、その結果、彼を「もっと知りたい」「近づきたい」と思うようになるのです。
もう一つ、私が驚いたのが
ドラマの彼の包容力。それは長文のFAXを送るシーンです。
時代と言うこともあるのでしょうが、常盤貴子はトヨエツにかなり長い文章を送るのですね。そしてそれをトヨエツはちゃんと読む。自分が言いたいことよりも相手が言ってほしいことを考える思考回路になっている現代の私たちには、これもまた新鮮でした。

愛していると言ってくれ(C)TBS
私は、このシーンを見て、受け入れられたと感じるところから、関係って始まるんだなと思いました。
つまり、「好かれるか」「否か」に主眼に置くと、相手が嫌がることをしないに行動が制約されますが、ドラマの中の常盤貴子は相当やりたい放題です。
これもやはり、トヨエツの笑顔が引き出す行動で、笑顔で受け入れられているからこそ、自分らしい行動がとれた。笑顔の男性を前にすると女性はより自分らしく振舞うことができ、2人の関係も個性を打ち消し合わずによりクリエイティブなものを作り上げていきやすいと感じました。
そして、そんな風に2人の関係をステップアップさせてくれそうな笑顔の男性に女性はキュンキュンするのでしょうし、目が離せなくなるのでしょう。
ちなみに、私は本来ドラマの記事を書くことは少ないのですが、あまりにもドラマのトヨエツがカッコよかったので思わず書いてしまいました。つまり、私に筆を取らせたのは、正にトヨエツの笑顔の力。
……しかし自粛中のドラマって、惜しみなく豪華で良いですね。励まされて、引き続きしばらくはステイホームを頑張りましょう。
<文/にらさわあきこ>
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