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占いを信じて会社を辞めた女性、その後の“人生急降下っぷり”が凄かった

ランチ代をおごってほしいと言われる

 夏菜子さんとのランチから半年後、たまにLINEする程度の関係でしたが、またランチの約束をしました。しかしその時夏菜子さんから、驚く一言をもらったのだとか。 ランチ代をおごってほしいと言われる「約束をしたら、夏菜子から『言いにくいんだけど、当日きちんと占いをさせてもらうから、ランチを御馳走してもらえないかな?』って言われたんです。別に1回おごる程度は構わないけど、どうした?ってびっくりしました」  久々の再会をすると、夏菜子さんは相変わらず熱量高く「心の向くまま」を実践中。ただ前回と違ったことが2つありました。

彼女の近況を聞いて引く

「夏菜子は猛勉強して、タロットだけでなく占星術も身につけて、最近占い師として走りだした、と。ただ生活は想像していた以上に困窮しているそうで、現在家賃も滞納、カードのキャッシングとリボで生活しているというんです」とチエミさん。 彼女の近況を聞いてア然「夏菜子はそれでも『必要なものは自然と巡ってくる』と言い張っていたのですが、D氏の占いから9ヶ月。必要なものがむしろどんどん彼女から引いていく印象があり、私もちょっと引いてしまいました」  チエミさんは占いを受け、ランチをおごり、彼女の熱い近況を聞きましたが、別れたあと「これって何のボランティア?」とモヤモヤし、少なくとも彼女がまともに戻るまでは縁を切ろうと決めたそうです。  この縁切りも、夏菜子さん的には必然なのか……。ちなみに彼女は今も毎日、SNSで占い師としての活動を頑張っていますが、「ビンボー占い師に占ってもらいたい人っているのか?」と、首をかしげるチエミさんでした。 ―シリーズ「人生の転機で変わったもの、変わらなかったもの」― <文・しおえり真生>
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