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大坂なおみ、ガガら、全米抗議デモに応援コメント。在米日本人は何を思う?

夜間外出禁止でスマホにアラート、情報錯綜で何がホントなのか…

 では、在米日本人は今、何を感じているのでしょうか?  普段は連絡をしてこない日本の友人から、安否を確認する連絡が入ったという主婦(45歳)は、日本では一体どんな報道がされているのか疑問に思ったそう。 「実際に暴動や略奪をしている人たちは、抗議活動とは無関係な人が大多数です。暴徒化している人たちには〇〇人種が多いと偏(かたよ)った報道も流れていますが、何が本当か、私たちにも分からないのが現状。  基本的に昼は平和なデモ活動を行っている人が多いし、警察官にも理解を示している人は大勢います」  近隣で暴動が起こり、夜間外出禁止令が出されている地域に住む日本人男性教員(50)は、「コロナからこっち、スマホの外出禁止令アラートがよく鳴る」とため息をつきます。 「暴動や略奪行為はSNSで組織的に計画されているようで、警察も事前に情報を掴んでいます。ショッピングモール周辺は厳戒態勢だし、夜中まで上空を飛ぶヘリの音がうるさい。  今回の騒動は、もともと経済的、教育的な社会格差が問題になっていたアメリカで、コロナ禍でストレスが溜まっていたところに例の事件が起き、いろんな感情が一気に爆発したのでしょう」  また、アフリカ系の友人を多く持つという、日本人両親のもとに生まれた日米両方の国籍の男子学生(21)は、ビリー・アイリッシュの投稿に感銘を受けたといいます。 「黒人差別に関しては今までもデモや抗議が何度もあったにもかかわらず、同じような事件がまた起こってしまいました。  僕たち日本人もアメリカではマイノリティですから、差別的な扱いを受けることはありますが、今はビリーが言うように、『じゃあ、私たちの権利は?』と主張するべきタイミングではないと思います」
クリス・ヘムズワース

クリス・ヘムズワース

 今もインスタグラムでは大勢のスターや企業が、人種差別への抗議メッセージを配信中。  ジェイク・ギレンホールやクリス・ヘムズワース、企業ではルイ・ヴィトンやシャネル、ZARA、日本でも渡辺直美や大島優子などが、インスタグラムに真っ黒な画面を投稿し抗議デモに賛同を示しています。 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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